絵画作品

大宮八幡宮・銀杏と楼門

2022年 32cm×41cm 紙、鉛筆、水彩 11月中旬、大宮八幡宮を通りかかると、銀杏の色付きがあと少しでピークというところでした。そこで週末を待って、スケッチに行こうと決めました。正面には茅の輪(境内の小笹で作ったそうです。)が飾られ、七五三の参…

紅葉の深大寺門前

2022年 22.5cm×16cm 紙、鉛筆、水彩 深大寺は大き過ぎず小さ過ぎず、遠過ぎず近過ぎず、週末ちょっと出掛けるのに丁度良い場所です。だいたい隣の神代植物公園前の駐車場に車を停めて、まず公園内を一通り散策した後で寄ります。11月半ばのこの日は大温…

深大寺白鳳仏

2022年 22.5cm×16cm 紙、鉛筆 深大寺を訪ねると、国宝の白鵬仏が一般公開されていました。美術展で何度か観たことはありましたが、こうして深大寺の境内で拝むのは初めてかもしれません。前に浄財と書かれた賽銭箱が置かれているのは、これらの貴重な仏…

殿ヶ谷戸庭園・夕暮れの紅葉

2022年 22.5cm×16cm 紙、鉛筆、水彩 11月の午後、小平市の平櫛田中美術館で展覧会を観た帰り、天気も良かったので国分寺駅まで歩くことにしました。途中玉川上水沿いの道で絵でも描こうと思ったのですが、ピンと来る景色がなかったので、そのまま駅を越…

ドライフラワー

2022年 32cm×41cm 紙、鉛筆、水彩 昨年、還暦の誕生パーティーでもらった花束を、水を抜いた壺にそのまま飾り続けていたら、良い具合にドライフラワーになりました。とは言え、これはもちろん偶然ではなく、花屋の教え子が意図して長持ちするアレンジで…

称名寺

2022年 16cm×22.5cm 紙、鉛筆、水彩 日曜日の朝一で金沢文庫に「運慶展」を観に行きました。道路は空いていて、せっかく早く着いたのに、車を停めた駐車場から金沢文庫までの道を間違った様で、山越えのハイキングコースに迷い込んでしまいました。方向…

猿楽塚

2022年 22.5cm×16cm 紙、鉛筆、水彩 代官山にヒルサイドテラスという、有名な建築があります。私が近所に住んでいた45年以上前に、A棟B棟はもうありましたから、かれこれ築50年を超えているはずです。まだ高校生だった時、家族でここにあったイタリアン…

空とコキアと蕎麦の花(国営ひたち海浜公園)

2022年 16cm×22.5cm 紙、鉛筆、水彩 笠間日動美術館まで修繕する作品の回収に行ってきました。作品二つを まだ人が少ない朝の内に車に積み込んでから、開催中の「夭折の画家たち-青春群像-」展を観せてもらいました。佐伯祐三、中村彝、関根正二、松本竣…

角川武蔵野ミュージアム

2022年 25cm×33cm 紙、鉛筆、水彩 この夏、ちょっと気に入って何度か行った場所の一つが所沢の角川武蔵野ミュージアムです。道々、この建物がいきなり視界に入ってくると、おおっ!と気圧されるほどの存在感があります。切り出した花崗岩で覆われた巨大…

梅岩寺の大欅

2022年 41cm×32cm 紙、鉛筆、水彩 東村山の梅岩寺という寺にこの樹はありました。山門を入った左側に三本並んでいる内の一番大きな欅がこれです。すぐ横に門の軒が迫る場所で大きく枝を広げていました。この寺には立派な樹木が多く、私の背中側にも巨大…

真夏の御岳渓谷

2022年 33cmx25cm 紙、鉛筆、水彩 御嶽駅近くの蕎麦屋で順番待ちをしている間、渓谷まで歩いて行って描きました。前回に来た時よりも水の勢いがあり、その分澄んでいる様に感じました。真夏の正午の陽射しは強く、サングラスをしていても目が眩む程でし…

古里附のイヌグス

2022年 41cm×32cm 紙、鉛筆、水彩 この夏はバカに暑かった割に、外でたくさんスケッチしました。学校の引越しやTARO賞展後の作品片付け・整理やらで、立体制作する時間も場所もなかったのが大きな理由ですが、一人で出掛けて絵を描くのが楽しく感じられ…

国宝・正福寺地蔵堂

2022年 16cm×22.5cm 紙、鉛筆、水彩 東京都唯一の国宝・木造建造物です。47都道府県で保有する国宝数の一番多い東京都ですが、建築物となると2009年に登録された迎賓館赤坂離宮とここしかありません。昨年、この寺が東村山にあることを知り、一度スケッ…

渓谷

2022年 41cm×32cm 紙、鉛筆、水彩 久しぶりの平日休み、奥多摩まで蕎麦を食べに行き、いつもの御岳渓谷で絵を描いてきました。ずっと、外で少し大きなサイズのスケッチがしたいなとは思っていたのですが、何しろこの暑さなので、水を求めて西に向かいま…

春風萬里荘

2022年 16cm×22.5cm 紙、鉛筆、水彩 笠間日動美術館で久しぶりに昔の作品と対面した後、せっかくなので、同じ市内にある春風萬里荘にも寄ってきました。ここは北鎌倉にあった北大路魯山人の旧居を移築した古民家と庭園で、日動美術館の別館になっていま…

小原宿本陣

2022年 16cm×22.5cm 紙、鉛筆、水彩 日帰りで山梨に行った復路の中央道が渋滞していたので、のんびり甲州街道で戻ることにしました。山梨県内を抜け、相模湖の辺りでほんの少しだけ神奈川県を通ります。酒饅頭屋ばかりが目につく上野原を過ぎた所に、小…

迦楼羅

2022年 36cm×26cm 一版多色刷木版画 彫刻刀の試し彫りの傷がついたシナベニヤ板で、生徒に見せる参考作品を作ることにしました。転写したりするのは面倒だったので、下描きせず、興福寺の写真資料を見ながら、直に板を刻んで刷りました。元の図版とは左…

新国立競技場

2022年 16cm×22.5cm 紙、鉛筆、水彩 国立競技場なんて自分には縁がないと思っていましたし、何なら東京オリンピック開催にも反対でした。でも、教え子が陸上の日本選手権に出るとあっては、話が違います。ここが無観客で開閉会式をやった あのスタジアム…

渉成園・傍花閣

2022年 16cm×22.5cm 紙、鉛筆、水彩 京都で少し時間があったので、渉成園(しょうせいえん)に行ってみました。ここは東本願寺の飛び地的な庭園で、駅から歩いても10分くらいです。昔、修学旅行の下見の時、タクシーの運転手さんに連れて行ってもらった…

東大寺南大門

2022年 16cm×22.5cm 紙、鉛筆、水彩 教員として最後の修学旅行引率、その第一日目は奈良でした。新型コロナウィルスの影響で、宿泊行事そのものが3年ぶりの実施となった今回、耄碌したのか、はたまた長いブランクですっかり感覚を失くしてしまったのか…

西本願寺の大銀杏

2022年 16cm×22.5cm 紙、鉛筆、水彩 修学旅行最終日の朝、いつも通り5時過ぎに目覚めてしまったので、太鼓の音と共に開門した西本願寺に入り、本堂前の大銀杏を描きました。この立派な幹のイチョウ、普通は真っ直ぐ空に向かって伸びるところを、根本から…

枝垂れ桜

2022年 45cm×36cm 紙、鉛筆、水彩 この夏いよいよ建て替えになる校舎中庭の枝垂れ桜です。今回で花も見納めになりそうなので、咲き揃ったところを描いておきました。枝を揺らす風が吹くと、諸行無常の響きが聴こえます。私と同じ歳の校舎がお役御免で取…

本山興正寺

2022年 16cm×22.5cm 紙、鉛筆、水彩 春休み中、修学旅行の下見で奈良・京都に行ってきました。中学校の教員をしていると、だいたい3年に一度は順番が回ってきます。ここ2年間はコロナ禍で宿泊行事そのものが中止になっていますが、もしこの6月 無事に実…

広福寺

2022年 22.5cm×16cm 紙、鉛筆、水彩 週末毎にTARO美術館に通う生活の中で、昼食にも変化が欲しくなってきます。美術館は向ヶ丘遊園駅南口からの方が近いのですが、ついつい北口の旨い店も探索してみたくなります。この日はなかなか良い蕎麦屋を発掘した…

TARO美術館

2022年 22.5cm×16cm 紙、鉛筆、水彩 美術館の人出はなかなか予想のつかないところがあって、土日でもやけに空いているかと思えば、人波がひっきりなしということもあります。自分のブースに誰かいれば良いのですが、閑古鳥が鳴いている時は、ずっと立っ…

異形の森

2022年 5m×5m×5m 麻布、樹脂、漆、木、他 今回のTARO賞展パンフ用に書いたコメントです。ジャコメッティの彫刻に「森」という作品があります。逆光に浮かぶ影法師にも見える、大小様々な人物と、ひとつの大きな頭部が、歪な盤の上に並んでいます。人の姿…

伝運慶作・舞楽面

2022年 21cm×15cm 紙、ダーマトグラフ 神奈川県の瀬戸神社に、北条政子が暗殺された息子・源実朝供養のため奉納したと伝えられる、舞楽面があります。この抜頭(ばとう)面の裏には、夢想により運慶が彫り上げたという朱漆銘が残されているそうです。い…

ワイン 赤・白

2021年 25cm×20cm 紙、鉛筆、水彩 昨年末も教え子のワインバルから赤・白のボトルを送ってもらいました。今回はせっかくなので、還暦祝いの花束の前に置いて、描いてみました。しばらくお店に顔を出せていませんが、近いうちにこの絵とTARO賞展の案内を…

クエ

2022年 20cm×27cm 紙、布、版画インク、コラージュ 図工・美術教員の実技研修でコラグラフという版画をやりました。台紙に厚紙や布などを貼り付けて版を作ってから、版画用のカラーインクで刷ります。小学校図工で扱う教材だそうですが、大人の中学校教…

御殿場・初富士

2022年 16cm×22.5cm 紙、鉛筆、水彩 どうもこの前に行った三嶋大社で、一本しか持っていなかった筆を落としてしまった様です。自分用に軸を切り詰め、赤漆を塗ったコリンスキーの筆だったので残念です。仕方がないので、水を含ませたティッシュペーパー…