2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

熊谷守一展

スキー前に滑り込みで何とか年内に行ってきました。平日の夕方だったので、近代美術館も人が少なく、私にしては珍しく、かなりじっくり観て回りました。 古い作品は経年の暗色化が進んでしまって、絵が判別できないものもありました。特に「轢死」という、飛…

塗り直し

色が褪せてきた様な気がするので、見て欲しいと、「天狗の腰かけ〜熊谷守一」http://d.hatena.ne.jp/murakami_tsutomu/20110416が持ち込まれてきました。初期の作品には漆でなく、油絵具で彩色していました。この像をつくった頃から少しずつ漆を使い始めたの…

日本芸術センター第6回彫刻コンクール

会期が明日までということで、この像のモデルの「不死身の人」と奥様と北千住の東京芸術センターに行ってきました。改めてご本人と見比べると、ちょっと違うな、というところが目につきましたが、もう人前に出してしまったのだから仕方ないと、半ば開き直っ…

第21回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)展

2018年2月16日(金)〜4月15日(日)に川崎市岡本太郎美術館で開催されるTARO賞展の打合せに行ってきました。この展覧会は26組の作家がそれぞれ5m×5m×5mという空間の中で、平面、立体、インスタレーション等自由に表現できる、国籍、年齢、プロ・アマ制限な…

不死身の人

2017年 像高68cm 麻布、樹脂、漆 前の職場のボスで、先輩教員として、男として、そして友人としても信頼できる数少ない人間のひとりです。学校現場がいつも平穏なら良いのですが、時に大きな波に飲み込まれて、揉みくちゃの状況に置かれることもあります。そ…