絵画作品

御岳渓谷

2023年 32cm×25cm 紙、鉛筆、水彩 描くモチーフを求めて朝早く奥多摩方面に出かけました。いつもの大岩から吊橋(現在は外されていますが)の反対側、少し下流に突き出た岩が日陰になっていたので、その上に店を広げましたが、やや見通しが甘かった様で…

清澄庭園

2023年 22.5cm×16cm 紙、鉛筆、水彩 木場の現代美術館にデイヴィッド・ホックニー展を観に行きました。ホックニーと言えば、私が大学生の頃にはもう世界的な人気アーティストでしたから、かなりの高齢者のはずですが、相変わらず旺盛に制作を続けている…

平林寺仏殿

2023年 25cm×32cm 紙、鉛筆、水彩 外でのスケッチが厳しい季節になりましたが、めげずに平林寺に向かいました。さすがに参拝者はほとんどおらず、境内で出会うのは態度のデカいカラスばかりです。一時は都区内までゴミ漁りに来襲すると評判の悪かった平…

横浜赤レンガ倉庫

2023年 25cm×32cm 紙、鉛筆、水彩 横浜の友人に会った帰り、赤レンガ倉庫に寄りました。平日だったので、それ程人出は多くありませんでしたが、外国人観光客の比率が高くなっていると実感しました。後ろの埠頭に何か停まっているな、と思ってよく見ると…

花田苑

2023年 16cm×22.5cm 紙、鉛筆、水彩 越谷市に花田苑という、外界から隔絶された様な、不思議な日本庭園がありました。立派な長屋門を潜って中に入ると、見事な池泉回遊式庭園が広がっていました。能楽堂や茶室を備えた純和風空間には人も少なく、とても…

喜多院・慈眼堂

2023年 16cm×22.5cm 紙、鉛筆、水彩 何年かぶりに川越の喜多院を訪ねました。江戸時代初期、家康や家光の信任厚く、寺の再興を果たした天海僧正を祀ったこの慈眼堂は古墳の上に建っています。 中にある厨子内には彩色された木像が厳しい顔で鎮座していま…

お葉つき銀杏

2023年 36cm×26cm 一版多色刷木版画 5月にスケッチしてきた「西念寺のお葉つき銀杏」を下絵にして、今度は多色刷りの版画にしてみました。元々お化けじみた巨樹が、一版による重色でさらに妖しい感じになりました。太い幹の真ん中には、そこだけ直接茂っ…

柴又帝釈天・二天門

2023年 16cm×22.5cm 紙、鉛筆、水彩 23区の北東側をドライブした序でに、柴又の帝釈天まで足を伸ばしてみることにしました。コロナを挟んでしばらくぶりでしたが、相変わらず下町の良い雰囲気が残っていて安心しました。もう50年も前の小学生の頃、暇を…

正福寺千體地蔵堂

2023年 25cm×32cm 紙、鉛筆、水彩 正福寺の千體地蔵堂は鎌倉の円覚寺舎利殿と同時期、同様式の社殿です。木造建築物としては都内唯一の国宝で、東村山市の片隅ににあります。室町時代の建築ですが、厳重な囲いや塀で隔てられることもなく、今だに現役で…

茂林寺山門

2023年 22.5cm×16cm 紙、鉛筆、水彩 群馬県館林市に分福茶釜の寺があると聞いたので訪ねてみました。総門から山門まで参道の両側には大きな狸の焼き物がずらりと並んでおり、その内の一つの台座にスケッチブックを広げて描きました。この山門をくぐると…

御岳渓谷の巨岩

2023年 32cm×25cm 紙、鉛筆、水彩 予定のない平日の休み、足の向くまま奥多摩方面に向かいました。毎度毎度同じ場所ばかり描いているので、今日こそ違う処をスケッチするつもりでしたが、結局いつもの岩の前に戻ってきてしまいました。この渓谷随一の巨…

春風萬里荘

2023年 25cm×32cm 紙、鉛筆、水彩 笠間日動美術館で開催中の「北大路魯山人展」に行ってきました。今出ている魯山人関係の本は大抵読んだと思いますが、彼のことを良く言う人、悪く言う人、どちらも沢山いて、いずれにせよ面白いエピソード満載です。最…

西念寺のお葉つき銀杏

2023年 32cm×25cm 紙、鉛筆、水彩 茨城県笠間市の稲田は.上越配流後の親鸞が妻子と共に20年間過ごした地です。その場所、稲田禅房西念寺を訪ねてみました。素晴らしく太い欅の残る、少し荒れた参道の先に瀟洒な山門があり、「浄土真宗別格本山」と書かれ…

秋谷の立石と富士山

2023年 25cm×32cm 紙、鉛筆、水彩 神奈川県立近代美術館で今やっている「佐藤忠良展」を観に、葉山まで行ってきました。GW中だったので多少の渋滞は覚悟していましたが、拍子抜けする程すんなりでした。この分なら海辺にある人気のレストランもいけるか…

近所の稲荷

2023年 32cm×25cm 紙、鉛筆、水彩 GWになっても朝はいつも通り目覚めてしまいます。4月以降アラームをかけたことはありませんが、だいたい5時台には起きています。この日は仕事もなく、MLBの放送までちょっと時間があったので、ぶらぶら散歩がてらスケッ…

秋川渓谷

2023年 25cm×32cm 紙、鉛筆、水彩 秋川渓谷の大きな岩の上でスケッチブックを広げました。少し下流にひとり釣り人がいましたが、他に人影はなく、鳥の声だけが響いていました。この日は新緑や岩肌を照らす陽射しが強く、描いているうちに目がチカチカし…

光厳寺の山桜

2023年 25cm×32cm 紙、鉛筆、水彩 あきる野の山奥、光厳寺というところに樹齢400年の山桜があると聞いたので行ってきました。例年は4月中旬に咲くということでしたが、今年はこの気候ですし、もう終わっているだろうと覚悟して訪ねました。案の定、花び…

旧朝倉家住宅

2023年 16cm×22.5cm 紙、鉛筆、水彩 母を代官山に送って待つ間、駐車場近くの画廊を覗き、ついでにその裏の朝倉家住宅を訪ねてみました。今は100円払って入園する渋谷区の施設になっていますが、元々はヒルサイドテラス一帯を含む大地主の邸宅でした。関…

山高のエドヒガン桜

2023年 32cm×25cm 紙、鉛筆、水彩 神代桜の近くにもう一つ、エドヒガンの凄い樹がありました。実相寺から少し歩いた民家の畑の中に素晴らしく大きな桜が聳えています。庭先から眺めていると、たまたま出てこられた住民の女性が「どうぞ、近くでご覧にな…

山高神代桜

2023年 25cm×32cm 紙、鉛筆、水彩 樹齢2000年ともいわれる、日本で一番有名な桜の樹を観に、山梨県北杜市まで行きました。この日は天気も良く、最高のタイミングで満開のサクラを堪能しました。 神代桜はヤマトタケルが東征の時植えたとも伝わるエドヒガ…

枝垂

2023年 16cm×22.5cm 紙、鉛筆、水彩 蕎麦屋に着いたのは1時ちょっと前でした。日曜日で天気も良く、ある程度覚悟はしていましたが、長い行列ができていました。順番待ちの名前を書いて表に出ると、通りの少し先に見事な枝垂桜が見えます。3〜40分は待た…

咲き始め

2023年 45cm×37cm 紙、鉛筆、水彩 卒業式の前日、教室の外の桜が溢れるように咲き始めました。元々は校庭の南端にあった桜ですが、今は仮校舎住まいなので、教室の窓のすぐ側に見えます。朝はまだ蕾だったのに、気温がぐんぐん上がり、給食の時間に外を…

本に置く手

2023年 32cm×25cm 紙、鉛筆、水彩 やっと本を閉じたところです。最近は一冊ずつにじっくり時間をかけて味わうことが多くなりました。今回読み終えたのは「野生の思考」です。「悲しき熱帯」他、レヴィ=ストロースの著書はこれまでに何冊か読みましたが、…

取り壊される校舎

2023年 16cm×22.5cm 紙、鉛筆、水彩 仮校舎の3階から囲い越しに旧校舎の解体作業が見えます。校庭を仕切るブリキのフェンスの向こうは、更にクリーム色の防音パネルで覆われているので、騒音はそれ程気になりません。地面の高さからは見えませんが、3階…

奏楽堂

2023年 16cm×22.5cm 紙、鉛筆、水彩 日曜日は公立学校美術展の最終日で、その搬出のため東京都美術館に行きました。久しぶりの上野でしたが、やけに人が多いなと思ったら、シャンシャンの公開も最終日でした。公園内ではパンダのぬいぐるみを抱えた、も…

そば処

2023年 16cm×22.5cm 紙、鉛筆、水彩 大雪の翌日は一転して暖かくなりました。この日、私立高入試のため午前中 学校に詰めた後、昼過ぎに吉祥寺のいつもの蕎麦屋に行きました。席待ちの間 隣にいて気付きませんでしたが、小上がりに通された途端、向かい…

イッタラのグラス

2023年 25cm×32cm 紙、鉛筆、水彩 丈夫で使い勝手が良いので、我が家でヘビーローテーションになっている、フィンランド製のタンブラーです。いくつか壊れ、補充しながら、ずっと使い続けています。いつもの様に夕飯前に用意したら、何だかちょっと気配…

朝の一杯

2023年 16cm×22.5cm 紙、鉛筆、水彩 毎朝、仕事前に珈琲を飲みながら、本を読んだり、考えごとをするのがルーティンになっています。飲み代と珈琲代で毎月いくら遣ってんのと呆れられますが、大事なアイデアはここで生まれることが多いので、別に無駄で…

空瓶(からびん)

2023年 32cm×25cm 紙、鉛筆、水彩 元日は妹の一家がやって来て賀宴でした。五島の旨い魚が沢山あったので、珍しく赤でなく、白ワインと日本酒、ビールばかりの午後となりました。昼から夜まで、ぶっ通しで呑み食いし続け、さすがに翌朝は少し胃が重たく…

大宮八幡宮・銀杏と楼門

2022年 32cm×41cm 紙、鉛筆、水彩 11月中旬、大宮八幡宮を通りかかると、銀杏の色付きがあと少しでピークというところでした。そこで週末を待って、スケッチに行こうと決めました。正面には茅の輪(境内の小笹で作ったそうです。)が飾られ、七五三の参…