大宮八幡宮・銀杏と楼門

2022年 32cm×41cm 紙、鉛筆、水彩

 11月中旬、大宮八幡宮を通りかかると、銀杏の色付きがあと少しでピークというところでした。そこで週末を待って、スケッチに行こうと決めました。正面には茅の輪(境内の小笹で作ったそうです。)が飾られ、七五三の参拝客用の案内もあちこちにありました。楼門を間にした向こう側、御神木の男銀杏と女銀杏は案の定、見事な黄金色でした。銀杏だけでは面白味がないので、門ごと描いてしまうことにしました。

 久しぶりにちょっと大きなスケッチブックを広げて筆を走らせていると、またしても神職らしき人に退去を促されてしまいました。「今日は参拝者が多いから、人と車の通路を塞がないでください。」だそうです。まだ人の少ない朝の時間を選んで来たんですけどねえ。ダメと言われたら仕方ありませんが、でも描き始めた絵を終えない訳にもいきません。結局、翌朝もっと早い時間にこっそり来て仕上げ、見つからないうちに退散しました。