TARO美術館

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2022年 22.5cm×16cm 紙、鉛筆、水彩

 美術館の人出はなかなか予想のつかないところがあって、土日でもやけに空いているかと思えば、人波がひっきりなしということもあります。自分のブースに誰かいれば良いのですが、閑古鳥が鳴いている時は、ずっと立っているのも辛く、会場を出たミュージアムショップ前のテーブルで、本を読んだりしています。

 ある日、そこで自分の展示の方を何気なく眺めていたら、大きなピカソ像はここから見るのが一番だと気付きました。誰か来ないかなあと思いながら、手すさびに描いてみたのがこの絵です。「何してるの?」と寄ってきた小学生たちに見せたら、皆で拍手してくれました。