2019-01-01から1年間の記事一覧

2019年 27cmx24cm 和紙、鉛筆、墨 昨日は午後から北風が吹き荒れて寒くなりましたが、朝のうちは暖かったので、校庭の一番立派な欅の樹を描きました。ちょっと思う処があり、木版画の下絵にするつもりで描き始めたのですが、いざやってみると、この後ど…

山茶花

2019年 各15cmx10cm 紙、鉛筆、水彩 外のサザンカが花盛りだったので、二輪切って来て、それぞれ自作のカップに挿しておきました。寒い表から暖かい室内に持ってきた花は、あっという間に咲ききって散りそうだったので、慌ててハガキ大の紙にスケッチし…

大宮八幡の夫婦銀杏

2019年 33cmx27cm 紙、鉛筆、水彩 街なかのイチョウが青空に映える季節になりました。今年は異常気象のせいか、銀杏の臭いを嗅ぐ機会が少なかった気がしますが、葉の黄金色だけは、例年以上に、鮮やかに感じられます。 さて、せっかく暖かいから、どこか…

木彫時計⑯Pablo Picasso

2019年 厚さ1.4cmx直径24cm 桂材、アクリル彩色、ワックス 10月にピカソの鑑賞授業をやった流れで、そのまま肖像を浮き彫りにして、木彫時計にしました。Pablo Picassoが(フルネームにするともっとずっと長いのですが)ちょうど12文字だったので、糸鋸…

箱根仙石原

2019年 27cmx33cm 紙、鉛筆、水彩 芦ノ湖に行った帰り、仙石原に寄ってみました。ここも台風の跡が生々しく、途中の地面に裂け目ができていました。巨人に踏みつけられた様にススキは倒れ、この先立ち入り禁止でした。着いたのが夕方4時過ぎだったので、…

箱根神社の狛犬

2019年 33cmx27cm 紙、鉛筆、水彩 日曜日、箱根まで紅葉見物に出掛けてきました。台風19号の爪痕は凄まじく、湯本から先、箱根登山鉄道は所々断線していて、復旧の目処が立っておらず、大涌谷や元箱根方面へはシャトルバスが観光客を運んでいました。道…

TARO Award 2020

来春2月14日から4月12日まで、川崎市の岡本太郎美術館で開催される第23回岡本太郎現代芸術賞展(TARO賞展)に、また参加することになりました。前々回に出して前回は出せなかったので、私の中では勝手にビエンナーレと呼んでいますが、本当は毎年開催です。…

三階の空

2019年 33cmx23cm 紙、鉛筆、水彩 日常の景色にも、充分絵になる面白さが潜んでいました。雲などは一つとして同じものがなく、既に季節がその内に含まれているので、何度描いても飽きません。ただし、次々に形を変えるので、絵にしようと思ったら、のん…

台風一過の夕焼

2019年 23cmx31cm 紙、鉛筆、水彩 そろそろ帰ろうかなと思って、ふと美術室の窓の外を見ると、この朝通り過ぎた台風の残した、夕焼け空が広がっていました。よし描こうと思ってから、搔き上げるまで15分くらいでしたが、その間にもみるみる空の色は褪せ…

犬吠埼

2019年 33cmx27cm 紙、鉛筆、水彩 友人を成田空港に送ったついでに、そのまま車を走らせて太平洋まで突き抜けてみました。銚子は、多分 子供の頃 夏休みに連れてこられて以来だと思います。この辺りのホテルに泊まったのかな?等と考えながら、犬吠埼に…

夏の終わりの空

2019年 23cmx31cm 紙、鉛筆、水彩 今年の夏休みには、最低10枚 絵を描くという目標を立てたものの、あまり遠出することもなく、引きこもって立体制作ばかりしていました。もう8月も終わるという時、ふと美術室から外を眺めると、この季節らしい空が広が…

8月最後のひまわり畑

2019年 33cmx27cm 紙、鉛筆、水彩 とてつもなく暑かった今年の夏でした。さすがに8月終わりには向日葵もうなだれ、ようやく秋の気配かと思いきや、10月になっても30度を超える日があるとは、全くどうかしています。昼間より夜の時間が長くなってから、も…

伊香保神社

2019年 27cmx33cm 紙、鉛筆。水彩 伊香保に泊まった朝、いつも通り早く目が覚めてしまったので、温泉街の石段を一番上まで登って、伊香保神社でスケッチしました。 この社の裏手に回ると、そこからさらに道は続き、小さな赤い橋を経て、源泉にたどり着き…

草津湯畑

2019年 27cmx33cm 紙、鉛筆。水彩 今年の夏の職場の旅行は群馬でした。水澤観音に寄って名物のうどん(うむどん)を食べてから、草津に向かい、先ずは白旗の湯という、素晴らしく熱い共同浴場に入りました。 去年行った那須湯本の鹿の湯も相当でしたが、…

TARO

2019年 162cmx65cmx65cm 麻布、樹脂、漆、木、他 先週末まで、神奈川県民ホールギャラリーに、ピカソと一緒に立っていた岡本太郎像です。同じ身長でも、アジア人とヨーロッパ人では、体型が違います。それぞれの特徴を出したつもりでしたが、久しぶりに…

PICASSO

2019年 162cmx65cmx60cm 麻布、樹脂、漆、木、他 もういくつめになるのか、今回は等身大でピカソをつくり、ほぼ同じ身長の岡本太郎と並べてみました。彫刻を立たせることについては、色々な人からどうやって固定しているんですか?と訊かれますが、何の…

神奈川県美術展 開催中

9月4日から神奈川県民ホールギャラリーで、第55回神奈川県美術展が始まりました。今年も、昨年と同じ1階受付横、展覧会の玄関とも言える場所に、私の作品が展示されています。ここは全てのホール来館者の目に触れますし、単独で飾られているため、それなり…

東京都心と台風の空

2019年 27cmx33cm 紙、鉛筆、水彩 台風10号が西日本に上陸した日、龍の鱗の様に広がって動いて行く雲を見ていて、どこかでスケッチしようと思いました。雨に当たらずに都会と空を一望できる場所として頭に浮かんだのは、新宿高島屋の屋上でした。ちょう…

台風の空と奥多摩湖

2019年 27cmx33cm 紙、鉛筆、水彩 もうすぐ台風10号が西日本に上陸するというこの日、東京も分厚い雲で覆われていました。お盆真っ只中で高速道路は渋滞していたので、下道を通ってスケッチできる所まで行ってみることにしました。いつも絵を描く御岳渓…

記念艦三笠と荒れ模様の空

2019年 33cmx27cm 紙、鉛筆、水彩 盆休みは道路が空いていたので、娘を横浜方面に送ったついでに車を走らせて、鎌倉まで行ってみました。猛暑で人が出ていないことを期待していたのですが、甘かった様です。さすがに観光地だけあって、道も駐車場も混み…

神奈川県美術展

今年も、9月に開催される第55回神奈川県美術展に出品します。私の作品は、一期展[平面立体]9/4(水)〜15(日)と、厚木巡回展10/2(水)〜12(土)に展示されます。今年は特選受賞ということで、9/7(土)に行われるギャラリートークにも参加予定です。一期展の…

姫路城

2019年 26cmx36cm 一版多色刷木版画 5月にスケッチした水彩画を下絵にして、一版多色で木版画をつくってみました。白い紙に描いた原画と、黒い紙に刷った版画では、こうして出来上がりのイメージがだいぶ違ってきます。私の場合は、版画にすると、ややコ…

竹田城跡

2019年 27cmx33cm 紙、鉛筆、水彩 七夕の日、あさご芸術の森美術館まで作品搬出に行ってきました。 その前に日本芸術会館でも作品をひとつ引き取る予定があったので、5時前に家を出て、まずは神戸に向かいました。日曜早朝の道は渋滞もなく、すんなり開…

北野異人館街

2019年 27cmx33cm 紙。鉛筆、水彩 神戸をしっかり観光するのは初めてだったので、新神戸から三ノ宮にかけて、有名どころは取り敢えず歩いて回ってみました。 新神戸駅を出て、まず驚いたのは、駅裏がいきなり切り立った崖状の山になっていることです。布…

浄土寺浄土堂

2019年 27cmx33cm 紙、鉛筆、水彩 6月初め、日本芸術会館に行ったついでに、神戸観光をして来ました。今回は珍しく新幹線往復だったので、駅でレンタカーを借りて、小野市の浄土寺まで足を延ばしました。浄土寺には前も何度か立ち寄りましたが、ゆっくり…

泉涌寺仏殿

2019年 27cmx33cm 紙、鉛筆、水彩 修学旅行三日目は、今やどこの学校でも定番になった、タクシー班行動でした。班毎の希望見学地を運転手さんが案内して、決まった時刻に京都駅まで送り届けてくれるという、教員にとっても有難いプログラムです。ただ一…

雨の天龍寺曹源池庭園

2019年 27cmx33cm 紙、鉛筆、水彩 修学旅行二日目は、法隆寺を拝観した後、それぞれ班毎の見学地を回りつつ、奈良から京都に向かいます。今年は多くの班が平等院、伏見稲荷から三十三間堂辺りをコースに入れていましたが、中には京都駅で山陰本線に乗り…

転害門

2019年 27cmx33cm 紙、鉛筆、水彩 5月末、奈良・京都へ修学旅行に行ってきました。3年前は京都二泊でしたが、今年は初日の宿が若草山の麓だったので、奈良公園と法隆寺をじっくり観て回ることができました。興福寺の国宝館はナイトツアーで貸切見学でし…

姫路城

2019年 27cmx33cm 紙、鉛筆、水彩 5月の半ば、あさごまで作品搬入するついでに、姫路で一泊し、朝の白鷺城をスケッチしてきました。どこから描こうかと堀の周りをぐるっと回ったのですが、なかなかピンと来るポイントがなく、結局最初の場所に戻って道具…

マタイ(伯剌西爾)

2019年 高60cmx幅60cmx奥行70cm 麻布、樹脂、漆、木、他 バブルの頃、色々な企業が挙って美術コンクールを立ち上げましたが、景気と共に潮が引くように、撤退していきました。特に東京の状況はお粗末としか言いようがありません。首都とはあくまでも経済…