2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

総織部稲穂文・葡萄文皿

器胎の全面に緑釉をかけて焼いたものを総織部(そうおりべ)と呼びます。成形時に箆(へら)などで文様を彫っておくと、釉が溜まってこんな風にくっきりと浮き出します。 2014年 各 高4.5cmx径17cm 桃山時代の総織部は、縁まで凝った線刻が施されている…

鼠志野亀甲文茶碗

2014年 高7.9cmx径13.5cm 鼠志野の名品茶碗「峯紅葉(みねのもみじ)」を写してみようとしたのですが、釉が厚くかかり過ぎ、亀甲文すら定かでなくなってしまいました。でも、それはそれで、全面カイラギのような器肌もなかなか面白味はあると思います。…

並木の欅

2014年 27cmx22cm 紙、鉛筆、水彩 毎日通る並木道の欅が年々立派になり、古木らしく樹皮の剥がれているものも増えてきました。季節によって、朝の陽射しに映える幹の模様は洒落たパッチワークか、古色がついた宝の地図のようで、いつか描かねばと思って…

織部扇面向付

2014年 各径19cmx18cm、高5cm 桃山時代の本歌をほぼそのまま、但しサイズだけは現代の食卓に合わせて一回り大きく、写してみました。新しい型を使っての試作品なので、あまり完成度にはこだわらず気楽に作りました。ただ、実際にやってみるまでわからな…

御神木

2014年 27cmx22cm 紙、鉛筆、水彩 うちの近所に大宮八幡という神社があります。お馴染なのに全然知りませんでしたが、創建は1063年で鶴岡八幡宮と同年だそうですから、なかなかに由緒正しい社です。赤い鳥居をくぐって参道を進み中門を抜けると、左…