2018-01-01から1年間の記事一覧

木彫栓抜き

2018年 高20cm幅4cm (木材部分15cmx3.5cmx3.5cm) 桂材、ワックス、鉄製金具 中学1年生の木彫では、毎年 桂材の丸彫りをしています。刃渡り5cm位の小刀を使うので、怪我をしてしまうこともありますが、その危険性の意識があってこそ、中学生の手は道具の…

シクラメン

2018年 41cmx32cm 紙、鉛筆、水彩 青梅から瑞穂に抜ける、通称「シクラメン街道」沿いには、あちらこちらの花農家が無数の幟を立てています。この時期は町の花屋やショッピングモールにも安い鉢が沢山並んでいますが、なんと言っても直営店のシクラメン…

成田山新勝寺光明堂

2018年 25cmx33cm 紙、鉛筆、水彩 晩秋の成田山は、朝から紅葉目当ての人で賑わっていました。こちら方面へは、友人の送迎以外にも、材料の仕入れや家族の買い物などでちょくちょく来る機会があります。新勝寺の活気ある参道の雰囲気も面白く、そう言え…

引越し

よくわからないのですが、これまでのはてなダイアリーのページが、会社の都合で、もう存続できないらしく、半ば強制的に引越しさせられてしまいました。 勿論、そんな手続きを自分でできる訳もなく、コンピュータ専門家の教え子を呼び出してやってもらいまし…

課題

2018年 27cmx22cm 紙、鉛筆、水彩 下の部屋の大きなテーブルに、書き散らかした原稿用紙や本を広げ、例によって提出前日になってから、慌てて論文の課題を片付けている娘です。毎回、この光景を前にする度「さっさとやってしまってから好きなことをすれ…

神田まつや

2018年 31cmx23cm 紙、鉛筆、水彩 久しぶりに入ったまつやは外人客で大賑わいでした。日本人の年寄りとカップルが数組以外は、半分以上がアジアや欧米の観光客で、それぞれ店の前で写真を撮ったり、身振り手振りでメニューの説明を受けたりと、そんなに…

深大寺山門

2018年 31cmx23cm 紙、鉛筆、水彩 晴れ渡った午後、ちょっと時間ができたので、紅葉の様子を見がてら、神代植物公園から深大寺を廻りました。11月半ばになり、さすがに朝晩は冷えてきましたが、昼間はポカポカと暖かく、丁度良い散歩日和でした。しばら…

トルコキキョウ

2018年 31cmx25cm 紙、鉛筆、水彩 贅沢な話ですが、頂き物の花が沢山で大きな壺2つに入りきらなかったので、これも貰い物のボヘミア・クリスタルの花瓶に分けました。濃い紫と白のトルコキキョウです。先週描いた花の中で、私がカーネーションと思い込…

仏花

2018年 41cmx32cm 紙、鉛筆、水彩 本当は百合の様に香りの強い花を仏前に供えることは避けた方が良いそうですが、長持ちするのと、白くて華やかという理由で、構わず使っています。花の形としては雄しべがある方が絵になりますが、あの花粉だけはちょっ…

2018年 23cmx31cm 紙、鉛筆、水彩 ゲテモノでも何でも、毒でなければ、私が食べられないメニューはほとんどないのですが、唯一柿だけは苦手です。子どもの頃から、木に登って実を取りはしても、あの味だけはダメでした。柿の木のある風景はなかなか情緒…

2018年 23cmx31cm 紙、鉛筆、水彩 カニ好きの娘の誕生日のお祝いです。能生から行商で安いベニズワイガニを売りに来ていたので、3杯買って鍋にしました。そのまま食べられる茹で蟹だったのですが、ちょっと寒かったので、温めて脚を食い、最後は蟹雑炊で…

2018年 33cmx25cm 紙、鉛筆、水彩 果たしてその正体はタチバナなのか、カラタチなのか、柚子なのかわかりませんが、とにかく学校敷地内にある柑橘の木が隣家にはみ出て迷惑だったからと、テニスボールぐらいの青い実が二つついた枝を切って、主事さんが…

蘇鉄

2018年 27cmx19cm 紙、ペン、色鉛筆 今の職場のレイアウトはなかなかユニークで、職員室前に雑多な樹種が揃った中庭があります。夏場に蚊が多くなるのは玉に瑕ですが、一歩外に出ると緑があるというのは、生活環境として悪くありません。松や楓、枝垂桜…

My Favorite「国語」

2018年 高170cmx幅160cmx奥行60cm 麻布、樹脂、漆、木、紙、他 平成30年9月16日(日)まで、神奈川県展に出展されていた作品です。本当は今秋開催の「第7回あさごアート・コンペティション」に出展するつもりだったのですが、あさごの搬入、搬出日共どうし…

夜の空港

2018年 14cmx18cm 紙、ペン、色鉛筆 家族を迎えに行った羽田空港で、便の到着まで時間があったので、屋上デッキから搭乗準備中の飛行機をスケッチしました。ちょうど夜の帳が下りてきたところで、滑走路の向こうに見える東京湾には、対岸の灯りが映り始…

神奈川県展

現在、横浜で開催中の「第54回神奈川県美術展」に彫刻作品を出展しています。会期が来週の日曜までしかないので、もっと早くお知らせすべきだったのですが、作品搬入が2ヶ月も前だったので、すっかり忘れていました。すみません。作品の紹介はまた後日。 第5…

櫻の園

2018年 33cmx25cm 紙、鉛筆、水彩 8月中旬、上野に朝一で藤田嗣治展を観に行った後、久しぶりの爽やかな空気に誘われて、小石川植物園まで歩いてみました。娘が歩ける様になった頃、花見で来て以来なので、かれこれ15年以上振りでしょうか。でも、桜が…

殺生石

2018年 33cmx25cm 紙、鉛筆、水彩 この夏も、職場の仲間と温泉旅行に行ってきました。今年は那須の奥の大丸温泉という所に泊まり、翌日は那須湯本に寄って帰りました。殺生石というのは、この地の伝説の巨石で、抉られた火山性の山肌に、まるで庭石の様…

取り壊される昭和の家

2018年 25cmx33cm 紙、鉛筆、水彩 三階の美術室から見慣れた隣家がついに取り壊されることになりました。手首から先だけ赤い、黄色の腕みたいな重機が屋根に穴を開け始めたので、慌ててスケッチしました。古い昭和の家屋は埃を立てながら、めりめり壁を…

美術室の流し

2018年 33cmx25cm 紙、鉛筆、水彩 とにかく暑い今年の夏。表での活動は身の危険を感じて躊躇する程です。本当はもっと一見して夏らしい絵が描きたいのですが、そんな訳でエアコンの効いた室内から出られません。 さて、彫刻制作の参考にするため、ルシア…

皇居 和田倉橋

2018年 13cmx21cm 紙、ペン、インク 前庭工事が終わって完成した東京駅舎をちょっと離れて眺めてみたいと思い、丸ビルと新丸ビルの間の遊歩道を皇居の方に向かって後退りしていきました。関東地方は「命に関わる」暑さ続きで、この日も人影は疎らでした…

井の頭線吉祥寺駅

2018年 21cmx25cm 紙、ペン、インク 吉祥寺で買物している家族をスターバックスで待とうと思ったのですが、どこも店内はいっぱいで、外の席しか空いていませんでした。井の頭線の改札に向いたソファで、冷たいものでも飲みながら、本を読むつもりでした…

小布施 福島正則霊廟

2018年 33cmx25cm 紙、鉛筆、水彩 7月17日まで前原の作品が中島千波館に出品されていると聞いたので、三連休の中日、小布施まで出掛けてきました。この日関東では40度近くまで気温が上がる予報が出ていたので、避暑がてらと思っていたのですが、甘過ぎま…

大宮八幡宮

2018年 33cmx25cm 紙、鉛筆、水彩 日が高いうちは、とても暑くてスケッチどころではなかったので、夕方になるのを待って大宮八幡に行ってみました。神門を潜って境内に入ると、緑青色の屋根の拝殿が、欝蒼とした木々の緑に埋もれている様でした。陽の陰…

カレーの市民と西洋美術館

2018年 25cmx33cm 紙、鉛筆、色鉛筆 上野に「ミケランジェロと理想の身体」展を観に行きました。予想はしていましたが、ミケランジェロの作品はたった二つ。しかも、その内の一つはバラバラの破片を樹脂でつなぎ合わせて修復したもので、オリジナル部分…

神田川源流

2018年 33cmx25cm 紙、鉛筆、水彩 井の頭公園の湧き水を水源とする神田川は、ここが都内であることを忘れるくらい、自然に見える風景の中を流れ始めます。ちょっと下るとドブ川みたいにコンクリートで固められてしまいますが、この辺では天然の岩々の間…

ビワ

2018年 23cmx31cm 紙、鉛筆、水彩 今年も庭のビワが沢山実をつけました。誰かが折り取った一枝が下のテーブルにあったので、そのまま絵にしてみました。描き終わったところで一粒つまんでみると、樹が大きくなりすぎて去年かなり枝を払ったせいか、いつ…

梅雨の公園

2018年 33cmx25cm 紙、鉛筆、水彩 月曜日が休みだったので、意地でも外で絵を描いてやろうと出掛けました。梅雨入りし、更に台風まで近づいている最悪の空模様の中、紫陽花や花しょうぶぐらい咲いているだろうと、昭和記念公園に行ってみたものの、花は…

吹上しょうぶ公園

2018年 25cmx33cm 紙、鉛筆、水彩 最近、青梅に出掛ける機会が増えました。用事の合間を見つけては足をのばし、色々観て回っています。先週末は、塩船観音寺近くのしょうぶ公園を訪ねてみました。 ここは青梅市が整備した公園で、ちょうど「吹上花しょう…

極楽寺山門

2018年 36cmx26cm 一版多色刷木版画 5年前に描いた水彩画を下絵にして、極楽寺の山門を版画にしてみました。この技法はこれまでにも度々試していますが、私は中学1年生に重色と混色の効果や方法を教えるための教材にしています。筆で塗るのと違い、版…