2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

反・彫刻③

先日、東博で「空也上人と六波羅蜜寺」展を観てきました。ほとんどの像は以前にもどこかでお目にかかったものばかりでしたが、こうして一堂に会すると、それはそれで壮観でした。今回の目玉は運慶の四男 康勝の造った「空也上人像」です。久しぶりに対面して…

本山興正寺

2022年 16cm×22.5cm 紙、鉛筆、水彩 春休み中、修学旅行の下見で奈良・京都に行ってきました。中学校の教員をしていると、だいたい3年に一度は順番が回ってきます。ここ2年間はコロナ禍で宿泊行事そのものが中止になっていますが、もしこの6月 無事に実…

反・彫刻②

ロダン「接吻」2018年撮影 私はもちろんギリシャから始まった西洋彫刻史の重要性は認めていますし、何なら畏怖すら抱いています。ミケランジェロやロダンがやったことは誰にも真似できません。哲学と共に歩を進めてきた「彫刻」の歴史には論理的な説得力があ…

広福寺

2022年 22.5cm×16cm 紙、鉛筆、水彩 週末毎にTARO美術館に通う生活の中で、昼食にも変化が欲しくなってきます。美術館は向ヶ丘遊園駅南口からの方が近いのですが、ついつい北口の旨い店も探索してみたくなります。この日はなかなか良い蕎麦屋を発掘した…

反・彫刻①

執念深い奴と思われると心外ですけど、また昔のエピソードについて書きます。別に愚痴ではありませんので悪しからず。 もう四半世紀以上前になりますが、銀座の大きな画廊のコンペで、私の立体作品が票を集めて、大賞候補になったそうです。ところが、審査員…