2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

大橋先生

「昭和」2011-11-06 - 村上力(むらかみ つとむ)ブログ美術館より ちょっと気取って「如月会」と呼んでいますが、毎年恒例の拙宅での宴会に、今年も大橋先生が出席してくださいました。とても83歳とは思えないほどお元気で、最近はKAPAという樹皮布文化を…

学校 ①

若手教員ほどではないにせよ、時々私も中学校を離れて、意味のない研修会に出席しなければなりません。基本的に私は民主的な集団で進める研究や制作に意義を認めませんが、教育委員会や研修好きの教員はそればかりを奨励します。学校で当意即妙に生徒とやり…

彫刻について ④

大学生の時、2週間ばかりテレビ局で美術のバイトをしたことがあります。大して興味もない時代劇でしたが、そのとき主演していた大物女優には驚きました。撮影が終わって楽屋から出てくると、さっきまでのヒロインと同一人物とはとても思えません。サングラ…

読書について ①

読書と彫刻を造ることは似ています。制作中に相手を見、見返され、刀で削り、撥ね返されることを、私は前に「対話」と表現しましたが、読書こそまさに対話です。優れた本の中で作者はずっと生き続けています。読むという行為は決して受動的でなく、時に崖か…