2021-01-01から1年間の記事一覧

生田緑地・メタセコイヤと紅葉

2021年 16cmx22.5cm 紙、鉛筆、水彩 生田緑地公園内、岡本太郎美術館前の大階段を降りたところに、メタセコイア並木があります。樹形は巨大な杉の様ですが、何とこの木は針葉樹らしからぬオレンジ色に紅葉します。この絵のずっと上の方で、レッサーパン…

メジロ

2021年 8cm×10cm 紙、鉛筆、色鉛筆 美術室で仕事をしていたら、コツンとガラスをノックする音が聞こえたのですが、誰もいません。またかと思って行ってみると、案の定、メジロが一羽、入口の外にひっくり返っていました。ぶつかった音がそんなに大きくな…

花束

2021年 45.5cm×38cm 紙、鉛筆、水彩 初めて1〜3年まで担任して卒業させた学年の有志が集まって、還暦のお祝いをしてくれました。彼らも40代後半になり、各々の離婚履歴を確認することからパーティーがスタートしたのには笑ってしまいました。もちろん世…

多摩川・澤井の紅葉

2021年 16cm×22.5cm 紙、鉛筆、水彩 多摩川沿いの遊歩道を澤井から御岳の方に向かう途中、見事なモミジがありました。西日に照らされ完全な逆光でしたが、儚げで綺麗でした。こうして太陽に向かってスケッチするのは一番目に悪いこともわかっていますが…

またまたTARO賞展

来年の話なんかしていると鬼に笑われますが、2022年2月19日〜5月15日に開催される「第25回岡本太郎現代芸術賞」展にまた出品することになりました。会場のロケーション、スペース、展示期間、観客動員数など、最高の条件で展示できる機会を三度も与えてもら…

氷川渓谷・紅葉

2021年 33cmx25cm 紙、鉛筆、水彩 多摩川をどんどん遡って行って、奥多摩駅を越え、あと数キロで奥多摩湖という辺りに車を停めるスペースがありました。すぐ先の檜村橋から覗き込むと、ずっと下の渓流から迫り上がる、錦の様な風景が広がっていました。…

雲間の富士

2021年 25cm×33cm 紙、鉛筆、水彩 東名高速の足柄SAに寄った時、秋空の雲間に富士山が見えました。なかなか姿を現さない山頂を久し振りに拝むことができたので、急いで車にあったスケッチブックを取ってきて描きました。あさごアートコンペティションの…

アートコンペティション2021終了

第9回あさごアートコンペティションが10月31日(日)で終わりました。作品搬出のため、最終日にあさご芸術の森美術館まで行ってきました。一人の長距離ドライブは眠くなるし、無理しがちなので、今回こそは誰かに同行を頼もうと思っていました。初めはこの作品…

野川公園の大榎

2021年 25cm×33cm 紙、鉛筆、水彩 天気が良い日曜日、野川公園を散歩しました。皆 マスクは着けていますが、いろいろな場所に人が増え、ようやく少しずつ日常が戻ってきました。人見街道側の本園は家族連れや様々なグループで溢れかえっていたので、東八…

山間(やまあい)の棚田

2021年 33cmx25cm 紙、鉛筆、水彩 上越からの帰り。山間の道を十日町の方に抜ける途中、谷側の少しひらけた所に小さな棚田が見えました。車を停めてみると、黄金色の田んぼが秋の空に映えています。風も心地よいこの日、一家総出でちょうど稲刈りの真っ…

南葉山と難波山

2021年 16cmx22.5cm 紙、鉛筆、水彩 上越にいた頃はあまりにも当たり前で、描く気にもならなかった風景ですが、しばらくぶりで行くと、懐かしさについ筆を取ってしまいます。新幹線の上越妙高駅前に釜蓋遺跡公園という、何もない広場ができていました。…

妙高燕温泉・惣滝

2021年 33cmx25cm 紙、鉛筆、水彩 このブログにも時々コメントを寄せてくれていた大切な友人が亡くなりました。彼女はずっと外国に住んでいたので、年に一度か二度帰国した時、我家を経由して新潟に帰るのが常でした。しかし、この1年半はコロナ禍で国境…

多々良木ダムとあさご芸術の森美術館

2021年 33cmx25cm 紙、鉛筆、水彩 一日かけて作品搬入して、そのまま蜻蛉返りも何なので、行った証という訳でもありませんが、あさご芸術の森美術館の前から、背後に聳え立つダムを描いてきました。この水力発電用のダムは味気ないコンクリート製ではな…

PW〈ミノタウロス〉

2021年 167cm×65cm×65cm 麻布、樹脂、漆、木、他 第9回あさごアートコンペティション2021展のパンフレット用に書いた作品紹介文をそのまま載せます。PWとはPrisoners of War、大岡昇平が描いた戦争俘虜のことです。戦後76年が過ぎましたが、私たち日本人…

第9回あさごアートコンペティション2021

今日から兵庫県のあさご芸術の森美術館で「第9回あさごアートコンペティション2021」展がスタートします。この写真は、先週搬入した際、審査場所に置かれた作品を撮ったものです。照明が未設置でほぼシルエットしかわからないので、また次回、改めて作品紹介…

駿河湾沼津

2021年 16cm×22.5cm 紙、鉛筆、水彩 あさごアートコンペティション出展のため、昨日の夕方、作品を積んで東京を出ました。途中、新東名の駿河湾沼津パーキングエリアがギリギリ絵を描けそうな明るさだったので、晩飯ついでに立ち寄りました。そろそろ6時…

不忍池の蓮

2021年 22.5cm×16cm 紙、鉛筆、水彩 この夏最後の平日休み、上野に「イサム・ノグチ展」を観に行きました。従順に言いつけを守っていたつもりはないのですが、夏休み中、(学校以外は)ほとんど行く所もなかったので、久しぶりの娯楽と言える外出でした…

猛暑日の空

2021年 33cmx25cm 紙、鉛筆、水彩 前回に引き続き、学校の3階からの風景です。この日、東京では今夏の最高気温が観測されました。体温より熱く重たかった空気も、夕刻になってようやく落ち着き、コントラストの強い空が現れました。地平線付近と天頂の色…

動く雲

2021年 33cmx25cm 紙、鉛筆、水彩 台風が温帯低気圧に変わり、晴れ間が出てきた午後、学校の3階から、連なる雲の群を描きました。上空は相変わらず強い風が吹いている様で、次々形を変えながら流れていきます。ぐずぐずしていると、とても筆が追いつきま…

アブラゼミ

2021年 15cmx22cm 紙、鉛筆、水彩 この時期になると、外の廊下に毎日墜落してくる奴等がいます。これは別々の3匹でなく、一つの同じ個体を時間差で描きました。上から時計回りに、仰向けで肢を動かしていたのを起こしてやったら、少し歩いてから翔ぼうと…

野鳥

2021年 15cmx22cm 紙、鉛筆、水彩 雷雲が空を覆い始めた午前中、3階の外廊下の隅っこに何かが見えたので近づいてみると、ヒヨドリでした。年に何度か、校舎の窓ガラスにぶつかって命を落とす小鳥がいるので、またかと思いましたが、どっこいコイツは生き…

真夏の空

2021年 25cm×33cm 紙、鉛筆、水彩 いきなり真夏になって、景色のコントラストが変わりました。明暗の幅が広がり、目も疲れる季節です。 おまけにオリンピックなどやっているのがいけません。東京招致には反対でしたが、始まったら始まったで、オン・タイ…

入道雲と鶴岡八幡宮

2021年 16cm×22.5cm 紙、鉛筆、水彩 この日、関東に梅雨明け宣言が出ました。ちょっと生徒の様子を覗きに行くつもりで、別に鶴岡八幡宮の絵を描こうとは思っていませんでしたが、真っ白な積乱雲の塊を見つけてしまったら仕方ありません。建物が前景にな…

鎌倉大仏と夏の空

2021年 22.5cm×16cm 紙、鉛筆、水彩 鎌倉に行ってきました。眩しい夏空の下でスケッチしていると眼が霞んできて、30分が限界でした。近所の幼稚園の散歩と、制服を着た団体の見学が始まったのを潮時と退散しました。 俗世のウィルス騒ぎなんて、大仏様に…

正福寺千体地蔵堂

2021年 25cm×33cm 紙、鉛筆、水彩 全国の都道府県の中で、保有するする国宝の数が最も多いのは東京都ということは知っていました。しかし、建造物に限って言えば、その数はたったの2つで、しかも2009年に国宝指定された迎賓館赤坂離宮(旧東宮御所)な…

マタイ(伯剌西爾)Ⅱ

2021年 高33cm×幅78cm×奥行78cm 麻布、樹脂、漆 概ね各70cm以内と寸法制限がある彫刻展に等身像を出せることに気づいたのが、このシリーズの始まりでした。前作では床の上にコンパクトに座ったモデルでしたが、70cm×70cmに仕切られたラインを見て、これ…

第8回彫刻コンクール授賞式

コロナで延期されていた彫刻コンクールの授賞式が火曜日に行われました。平日だったので仕事のやりくりをし、作品搬出がてら、日帰りで神戸までドライブしてきました。展示会場には出席者のための椅子が並べられ、作品と人が混ざり合った、不思議な空間の中…

梅雨入り

2021年 54cmx38cm 紙、鉛筆、水彩 今年は5月中から雨の季節になってしまう勢いでしたが、それから一旦持ち直し、東京ではむしろ例年より遅く、6月半ばの梅雨入り発表となりました。コロナ禍で学校行事も立て込んでいたので、予定を消化するまで空がもっ…

#17

2021年 36cmx26cm 一版多色刷木版画 ちょっとミーハーですが、今年の中学1年生の版画のテーマが「スポーツ」なので、私は大谷選手をモチーフにしました。オリンピックをやるやらないで国内が揉めている間に、エンジェルスの#17は、メジャーリーグという…

サーファーのいる海・葉山

2021年 16cmx25cm 紙、鉛筆、水彩 葉山の神奈川県立美術館に展覧会を観に行きました。主に立体作品との関係で空間を考える、なかなか見応えのある企画展でした。目当てのジャコメッティは、マッチ棒くらいの彫刻が一つと、その辺にある紙にペンで描き殴…