2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

展覧会について ③

個展の最終日にのこのこやって来て、「枯木(みたいな爺)も山の賑わいだな。もっと、その辺にいるピチピチしたネエちゃんでも造ったらどうだ?」なんて好き勝手なことをほざいていった男がいます。前原冬樹(まえはら ふゆき)という彫刻家です。お互い19…

展覧会について ②

公募展で大勢に混じって一点展示するのと、自分の作品だけをいくつかまとめて展示するのとでは、同じ彫刻でも見え方が全然違ってきます。作者も素材もばらばらの作品が一緒に並ぶと、互いに主張するため、各々饒舌にならざるを得ません。コンペは相対評価で…

展覧会について ①

私の場合、特定の美術団体に所属していませんから、毎年決まった展覧会に出品できるわけではありません。作品を発表するためには、屋内展示の公募展を目指すことになりますが、ここ数年、立体作品の募集がめっきり少なくなりました。不景気になると、まずは…

木彫時計⑧クワガタ

2012年 直径24cmx厚さ1.4cm 桂板、漆 今年は夏らしいデザインにしてみました。広島に住んでいた小学生の時、夏になると毎日のように山のクヌギの木に通いました。ある日、学校から帰ってすぐ、例によってお気に入りの木の所に行くと、根元の穴の中にヒラ…

個展終了

3週間の会期が昨日で無事に終わりました。今回は会場にいた時間が長かったので、名残惜しい気持ちもありましたが、夕方までかかって、ひとりで片づけ撤収作業を終えてきました。ずっと暑い日が続いていたので、北千住まで行くことを躊躇っていた父もようや…