吹上しょうぶ公園


2018年 25cmx33cm 紙、鉛筆、水彩
最近、青梅に出掛ける機会が増えました。用事の合間を見つけては足をのばし、色々観て回っています。先週末は、塩船観音寺近くのしょうぶ公園を訪ねてみました。
ここは青梅市が整備した公園で、ちょうど「吹上花しょうぶまつり」が開催されていましたが、混み合うという程でもなく、気持ち良く散策できました。
「何れ菖蒲(あやめ)か杜若」なんて言いますが、それらと花しょうぶの区別もつかないというのが正直なところです。だいたい、花しょうぶもあやめも「菖蒲」と書くのに、実はどちらも、こどもの日に風呂に入れる、あのしょうぶとは別物で、そこにかきつばたまで加わると、もう訳がわかりません。葉の形状等で区別はできるらしいのですが、兎に角、花しょうぶは江戸時代になって、日本で品種改良されて作られたということだけ、何とか理解しました。尾形光琳の杜若図のイメージがあるためか、菖蒲と言えば八つ橋の掛かった湿地帯と思っていましたが、それは杜若で、あやめは乾いた土、花しょうぶはどちらでも育つそうです。ボランティアガイドの人達に怒られるかもしれませんが、取り敢えずゴッホの様に、全部アイリスと呼んでおけば、間違いなさそうです。