小布施 福島正則霊廟


2018年 33cmx25cm 紙、鉛筆、水彩
7月17日まで前原の作品が中島千波館に出品されていると聞いたので、三連休の中日、小布施まで出掛けてきました。この日関東では40度近くまで気温が上がる予報が出ていたので、避暑がてらと思っていたのですが、甘過ぎました。長野県も同じ熱波に飲み込まれていたらしく、車の外気温計は39度を示していました。
前原の木彫は10点くらい展示されていましたが、この春ミュゼ浜口陽三美術館に出ていた作品を含め、ほぼ全部観たことのあるものでした。そろそろ会期が終わりなので、本人もいるかと思って、前夜に電話してみましたが、「6月にギャラリートークで行ったけど、遠くて参ったぜ。」と最早搬出にすら行かない口振りでした。しかしまあ、いつ何度見ても、とんでもない作品であることは間違いありません。一緒に連れて行った娘は「変態」とつぶやいていました。
さて、せっかく小布施までドライブしたので、何かスケッチしようと思い、ありきたりの鉄板ですが、岩松院に行きました。ここは葛飾北斎の天井画で有名な寺ですが、本堂そのものの外観は大して面白くもありません。絵になる景色を求めて裏に回ってみると、階段を上った墓地の先に福島正則の霊廟がありました。青空に向かう滑走路の様な石段は、まさに「天国への階段」でした。