２０１８年 13cmx21cm 紙、ペン、インク
前庭工事が終わって完成した東京駅舎をちょっと離れて眺めてみたいと思い、丸ビルと新丸ビルの間の遊歩道を皇居の方に向かって後退りしていきました。関東地方は「命に関わる」暑さ続きで、この日も人影は疎らでした。日比谷通りまで出ると、北方向に和田倉橋が見えます。濠を挟んだパレスホテルの小道まで足を伸ばし、ベンチ代わりの岩に腰掛けてみました。涼し気な橋と皇居の石垣が良い風情だったので、例によって、手帳に万年筆でスケッチしました。木陰になってはいましたが、たったこれだけのことで、かなり汗をかき、蚊にもだいぶやられました。
