2015-01-01から1年間の記事一覧

鎌倉大仏

2015年 27.5cmx22cm 紙、鉛筆、水彩 昨日は校外学習の引率で鎌倉に行ってきました。チェックポイントの高徳院に2時間程いたのですが、ぼうっと待っていてもつまらないので、スケッチブックを広げました。鎌倉大仏は、大きさこそ奈良の廬舎那仏より小さ…

常設展

前々回の記事で、神戸の常設展のことを書きましたが、この度、東京芸術センター2階に日本現代美術館・東京分館という施設がオープンし、彫刻作品はこちらに移ってくることになったそうです。という訳で、私の作品「ピカソ」も5月20日(水)からは、神戸…

長瀞

2015年 22cmx27.5cm 紙、鉛筆、水彩 今年のゴールデンウィークはボクシングばかり観ていました。ただ、史上最高額の興行の方は何だか消化不良に終わってしまい、連休最終日の内山の綺麗なKO勝利でようやくすっきりしました。ボクシングのない日も展覧会…

席巻する芸術Ⅱ 日本芸術センターコレクション展

http://d.hatena.ne.jp/murakami_tsutomu/20110401 神戸芸術センター36階の日本現代美術館に「ピカソ」が常設展示されているそうです。実は私自身もまだ行った事が無いのですが、今度関西を訪れる機会があったら、覗いてみようと思います。 常設展示:開室…

片づけ

3月に14年間慣れ親しんだ美術室の片づけをしました。自分では機能的に整理していたつもりでしたが、さすがに年月の堆積は凄まじく、すっかり忘れていたものが次々出てきて弱りました。春休み中の何日間か、朝から晩までかかって余計なものを捨てまくり、完璧…

藤本さん

http://d.hatena.ne.jp/murakami_tsutomu/20121208 あさごの彫刻家・藤本イサムさんご夫妻と娘さんの作品展がさいたま新都心で始まりました。昨日は午前中 学校公開だったので、午後から出掛けました。会場は、24日にオープンしたばかりでごった返している…

もののあはれ

http://d.hatena.ne.jp/murakami_tsutomu/20110222 多分周りは皆、気を遣ってくれているのでしょうが、思いの外ストレスもなく、新しい職場で過ごしています。自分ではあまり意識していなかったのですが、いつの間にか重荷を下していたようで、明らかに体調…

新天地

http://d.hatena.ne.jp/murakami_tsutomu/20110416 この春から新しい環境に身を置くのは私だけではありません。3月に送り出した卒業生も進路先での生活をスタートさせているはずです。そして、今年は私の周りで例年になく、たくさんの知り合いが退職して新…

花曇り

2015年 14cmx16cm 紙、色鉛筆 この春は何かと慌ただしく桜も描いていなかったので、今朝思い立って出かけてきました。昨日の風でソメイヨシノはかなり散っていましたが、神田川を浜田山辺りまで遡ると枝垂桜や花桃がまだまだ咲き誇っていました。その中…

加賀屋

先週の金曜日に3年間受け持った生徒たちの卒業式を終えて、土日で和倉温泉〜金沢に行ってきました。せっかくのご褒美旅行なので、いつも(三鷹)の加賀屋ではなく、あの「おもてなし」の豪華旅館・加賀屋に泊まろう!と学年の教員総勢9人で出掛けました。…

特大井戸茶碗

2015年 高10.2cmx径16.3cm 今週から来週にかけても宴会は続きます。しばらく忙しく制作どころではない日々ですが、撤収前に作った焼き物がいくつかあるので、当座しのぎに掲載します。 この茶碗、目指したのは大井戸の名品「筒井筒(つついづつ)」です…

宴会

先週は(水)(金)(土)と宴会続きでした。最近は調子に乗って飲むとダメージが大きいので控えめにしていますが、それでもしばらく睡眠不足気味でした。 どうも私は情に乏しいせいか、他の人より「懐かしさ」を感じにくいのかもしれません。記憶はあるので…

休戦

2015年 高9.8cmx径11.6-12.8cm 飽きっぽい私の熱が冷める前に、有名な志野茶碗「卯花墻」を写してみようとしたのですが、やはりそう簡単にはいきません。外寸だけはかなり実物に近いものを作れるようになりましたが、釉色や風合いが全然違います。長石の…

志野筒茶碗

2014年 高9.1cmx径12.7cm どっしりとした筒茶碗を作ってみようと思いました。普通の華奢な橋文では面白くないので、武骨な鉄橋のようなイメージで絵付けをしたら、恐竜の骨格みたいになりました。裏は檜垣文です。 焼き上がってから水を入れると見事にダ…

木彫時計⑪日本美術史

2015年 直径24cmx厚さ1.4cm 桂材、着彩、ワックス 中学校美術教科書の巻末に載っている日本美術史をそのまま文字盤のデザインにしてみました。12時から縄文、古墳、白鳳、天平、平安、鎌倉、室町、江戸、現代と各時代の代表作を彫って、彩色しました。数…

大井戸茶碗

2015年 高9.5cmx径15.2cm 昨年末にたくさん作って少しだけコツを掴んだ勢いで、今年も井戸(挑)んでみました。土が残り少なかったので一発勝負でしたが、邪心を入れずに淡々と轆轤を挽き、糸切りした感じです。でき上がったものを見ると、やや厚みにム…

井戸茶碗をつくる

枇杷色に焼き上がる鉄分を含んだ土は、亀裂が入り易く、かなり成形に気を遣います。轆轤の上で土取りをして、親指を差し込んだ途端にヒビが入り始めるので、他の指でならしながら少しずつ広げ、持ち上げていきます。かと言って、常に遠心力が加わった状態で…

失敗 

洋菓子のシュガーコーティングが剥がれるように、無残に焼き上がった志野茶碗です。何らかの原因で釉薬が定着せず、こうなってしまいました。同じ土、同じ釉薬を使っているのに、微妙な加減で上手くいったり失敗したり、やはり窯場には神棚が必要な訳です。…

大井戸茶碗

2014年 高9.4cmx径15.3cm 井戸は熊川(こもがい)や三島などと同じく高麗茶碗のひとつということになっていますが、厳密に言えば違います。井戸茶碗が焼かれたのは高麗時代ではなく、少なくとも15世紀以降、つまり朝鮮時代です。桃山時代の茶人たちが、…

志野ぐい呑

2014年 各高5.3〜6cm、径7.3〜8cm 正月用のぐい呑を織部や唐津など取り混ぜてたくさん作った中で、志野も10個ほど焼いてみました。実はぐい呑という器、そんなに昔からある訳ではなく、昭和30年代から作られ始めたのだそうです。陶芸家によっては釉色…

2015・年賀

明けましておめでとうございます。今年はちょっと変わった正月飾りでスタートです。あさごアートコンペティションから戻ってきたボブ・ディランが場所塞ぎなので、人から貰ったミニ門松を置いてみました。これが玄関の正面にいると、宅配便のお兄さんもびっ…