宴会

 先週は(水)(金)(土)と宴会続きでした。最近は調子に乗って飲むとダメージが大きいので控えめにしていますが、それでもしばらく睡眠不足気味でした。
 どうも私は情に乏しいせいか、他の人より「懐かしさ」を感じにくいのかもしれません。記憶はあるので、昔のことを思い出して面白おかしく語り合うことはできますが、そのためにわざわざ集まることに興味が持てないのです。学生時代の同窓会には出たことがありませんし、教え子に呼ばれても思い出話の会だとあまり気が進みません。ですから、別に格好をつける訳じゃありませんが、現在やこれからの生活の刺激になるかどうかが、私にとって人と会う条件になります。その意味では、先週の宴会はどれも、それなりに有意義な集まりでした。

http://d.hatena.ne.jp/murakami_tsutomu/20110125
 水曜日は知り合いがスペイン人の夫君と里帰り中というので、渋谷の台湾料理屋で会いました。2011年にあさご芸術の森美術館でやった個展の案内状を見せると、スペイン人だけに、すぐピカソと認識し、さらにこれが古代エジプトの「書記坐像」を模した作品だと看破していました。今まで誰にも言われたことがなかったので、わかってもらえて、ちょっと嬉しかったです。
 金曜日は小学校時代の友人二人と吉祥寺で飲みました。そのうちの一人とは35年(以上?)ぶりだったので、お互いの老け具合に驚きながら色々話しました。モータージャーナリストとして世界中飛び回りながら文筆で身を立てている彼の話は面白く、いずれは美術一本でいきたい私にも、参考になることがたくさんありました。

http://d.hatena.ne.jp/murakami_tsutomu/20120225
 土曜日は恒例の、大橋先生を囲む「如月会」でした。毎年この時期に集まっていますが、今回は山田さんが参加できず残念でした。今年のメニューは博多風水炊きと長崎角煮まん、豚バラと高菜の炒めもの他でした。皆でよく食べ、よく飲み、よく笑いました。去年はだいぶ疲れていた横内さんも、今年はワインをがぶがぶ飲んでいたので安心しました。大橋先生ご自身は年齢を自覚することが増えて愕然とすると仰っていましたが、相変わらずあらゆる分野への造詣が深く、送迎の車中でも贅沢な時間を過ごさせていただきました。ご希望があり、先生をモデルにしたこの像は大橋邸に置いて頂けることになりました。