藤本さん


http://d.hatena.ne.jp/murakami_tsutomu/20121208
 あさごの彫刻家・藤本イサムさんご夫妻と娘さんの作品展がさいたま新都心で始まりました。昨日は午前中 学校公開だったので、午後から出掛けました。会場は、24日にオープンしたばかりでごった返しているコクーンという商業施設を抜けたところにある、有名なレストランの一角です。イサムさんの作品は、鑿の削(はつ)り跡に何とも言えない温かみがある椅子や置物ですが、昨年「イスも彫刻」という展示会を熊本でされているだけあって、それぞれが一品モノの輝きを放っています。初日から早速、私の眼の前で、2脚に売約の赤丸がついていました。藤本さんの椅子は、使ってみればわかりますが、眼や手触り、座り心地だけでなく、楠(くすのき)材の香りも楽しめます。我家も2脚のおかげで清浄な空気が保たれている気がします。
 奥様の満里子さんが作られた柿渋染めのバッグやランチョンマットの質感も素晴らしく、イサムさんの作品共々、何の違和感もなく上品な洋菓子店の奥の空間を飾っていました。ギャラリーのオーナーは大通りを挟んだ広い敷地に何軒かのレストランを出していますが、そのうちの一つの店のテーブルと椅子、そして洋菓子店前の噴水彫刻はイサムさんの作品でした。
 イサム・満里子・桃 三人展―藤本家かぞくそろって― 2015年4月25日(土)〜5月6日(水)11:00〜18:00 4/28休み  あるぴいの銀花ギャラリー (さいたま市大宮区北袋町1−130−9)