近所の稲荷

2023年 32cm×25cm 紙、鉛筆、水彩

 GWになっても朝はいつも通り目覚めてしまいます。4月以降アラームをかけたことはありませんが、だいたい5時台には起きています。この日は仕事もなく、MLBの放送までちょっと時間があったので、ぶらぶら散歩がてらスケッチに行きました。近所の永福稲荷を通ると、背後から朝日が差し込んでなかなか綺麗だったので描いてみることにしました。

 ちょうど良い休憩用のベンチがあったので、小一時間座っていましたが、その間に入れ替わり立ち替わり人が来て参拝して行きます。結構若い人も多く、二礼二拍手一礼が毎日のルーティンになっている様です。そう言えば祖母が生きていた時分についてくると、全ての宮に実に丁寧に参っていて、「婆ちゃんは(恐らく家族のために)毎日こんなことをしてるんだ。」と思った記憶があります。日本人にとって神道とは斯様に宗教というより行動を始める前のジンクス、或いは習慣なのでしょう。子供の頃から不信心の私ですが、こうして社寺で木々に囲まれているのは嫌いじゃありません。