取り壊される校舎

2023年 16cm×22.5cm 紙、鉛筆、水彩

 仮校舎の3階から囲い越しに旧校舎の解体作業が見えます。校庭を仕切るブリキのフェンスの向こうは、更にクリーム色の防音パネルで覆われているので、騒音はそれ程気になりません。地面の高さからは見えませんが、3階まで上ると、放水しながら水色の重機で建物を壊す様子が覗けます。図書室に穴が空き、私が7年半使っていた美術準備室にもいよいよ一撃が加えられようとしています。左の方にある松の木がどうなるのか気になります。あまり考えたくありませんが、そのまま踏み潰す様にグチャッとやられてしまうのでしょうか。