2017-01-01から1年間の記事一覧

藝民館

2017年 25cmx33cm 紙、鉛筆、水彩 先週末、長い間お世話になった藝民館の片付けに行って来ました。ここを作業場にして木工製作を行い、管理もしてくれていた市川君が、いよいよ国道沿いに自分の工房兼ショップをオープンするということで、めでたく撤退…

神奈川県美術展

昨年つくった阿修羅像http://d.hatena.ne.jp/murakami_tsutomu/20160730を神奈川県美術展に出品しました。彫刻というより、鑑賞教材(教具?)として「用」いる為に制作した像なので、今回は工芸部門に出しました。修学旅行の事前学習では、分解して乾漆像の…

2017年 27cmx22cm 紙、鉛筆、水彩 天気が良かったので、日本近代文学館に行って、ついでに隣接する前田公爵邸でもスケッチして来ようと思ったのですが、文学館は休業日、前田邸は改修工事中でした。仕方がないので、線路を渡って、駒場野公園までブラブ…

丹三郎の門

2017年 22cmx27cm 紙、鉛筆、水彩 奥多摩の蕎麦屋「丹三郎」で、入店待ちしながら門を描きました。ここも最近は行列必至で、無理やり駐車場に入ろうとする車と諦めて出て行く車がひっきりなしに目の前を横切り、のんびりスケッチとはいきません。40分ぐ…

塩船観音寺本堂

2017年 22cmx27cm 紙、鉛筆、水彩 青梅の塩船観音で躑躅が満開と聞いて、こどもの日に出掛けてきました。花の色が安っぽく見えて、一本ずつにはあまり魅力を感じないツツジですが、この寺の広い擂鉢状の境内一杯に植樹されていると、さすがに見事です。…

広沢池(ひろさわのいけ)

2017年 22cmx27cm 紙、鉛筆、水彩 大覚寺から東に10分ほど歩くと、大沢池より一回り大きな広沢池があります。平安時代、宇多天皇の子の寛朝僧正がこの地に遍照寺を開いた時掘ったとも、また秦氏が灌漑のために造成したとも伝えられる溜池は、穏やかな水…

東寺金堂

2017年 25cmx33cm 紙、鉛筆、水彩 カーナビに「とうじ」と入力しても、すぐ東寺には行けません。「とうじ…」で始まる地名、施設名は1万件以上あるので、選択するのに恐ろしく時間がかかってしまいます。ここはやはり正式名称の「教王護国寺」と打ち込ん…

木彫パズル③海

2017年 20cmx29cm厚さ2・4cm 桂、シナベニヤ、アクリル彩色、ワックス 2年前にレリーフとして彫り、そのままにしていた桂板http://d.hatena.ne.jp/murakami_tsutomu/20150808を改めて切り分け、底板をつけてパズルに仕上げました。それぞれのピースは側…

枝垂桜

2017年 33cmx25cm 紙、鉛筆、水彩 学校の中庭の枝垂桜が満開になったので、スケッチブックを広げました。普段は気にも留めずに素通りしていましたが、まじまじと見ると、添木まで充てがわれた、なかなかに立派な枝ぶりの桜です。 花に惹かれて描き始めた…

富津岬

2017年 25cmx33cm 紙、鉛筆、水彩 暖かくなるという予報に誘われて、春分の日は千葉の富津岬までドライブしました。三浦半島と向き合う様に突き出した岬の突端は、ウインドサーファーも四苦八苦する強い北風で、とてもスケッチどころではありませんでし…

平安神宮

2017年 22cmx27cm 紙、鉛筆、水彩 京都の宿が岡崎公園の向かいだったので、早起きして平安神宮に行きました。入った事のない神苑だけは見てみたかったのですが、前日着いたのがもう閉門直前で間に合いませんでした。早朝に開いているはずもないので、残…

PW〜生きている俘虜〜②

「PW〜」というのが、一応今作のコンセプトです。が、「コンセプト」なんて、言ってみれば作品のパッケージみたいなもので、美術作品の本質からすると、どうでもいいことの一つです。「今度出店する居酒屋は俘虜収容所ってコンセプトでいこう。」という様な…

PW〜生きている俘虜〜

2017年 高170cmx幅170cmx奥行145cm 麻布、樹脂、漆、木、鉄、他 2017年3月7日〜23日 京展(京都市美術館)に出品 俘虜は一般に捕らえられた兵士であり、ただ祖国へ帰る日を待って暮していると考えられている。しかし私の見たところによれば、俘虜は「兵士…

京展2016

二月最後の日曜日に搬入した作品が、明日から京都市美術館に展示されます。一月の終りにこの展覧会を知り、突貫工事で仕上げての出品でした。慌しかったけれど、とても充実した一ヶ月間ではありました。作品については、改めて次回に紹介します。会場ー京都…

浄瑠璃寺

2017年 25cmx33cm 紙、鉛筆、水彩 作品搬入のため京都に行くことになったので、せっかくなら車でないと訪れ難い所と考えて、浄瑠璃寺、岩船寺、海住山寺と巡りました。どこも初めてでしたが、特に浄瑠璃寺には驚きました。今でこそ周りに住宅地もありま…

桃枝

2017年 41cmx32cm 紙、鉛筆、水彩 近所の花屋に桃の枝が出ていたので、買ってきて自作の壺に挿しました。置いてみると、高さが1m位あり、いつもの紙では小さかったので、ちょっと大きめのスケッチブックに描きました。温かい室内で、描いている間にも次…

バスケットシューズ

2017年 27cmx22cm 紙、鉛筆、水彩 別に、続けて靴ばかり描くつもりはありません。ただ、新しく買った色を試してみるために赤いものが描きたかったので、この靴にしました。今まで余り水彩絵具の色など気にしていませんでしたが、やはり赤や黄色が強くな…

アイリッシュセッター

2017年 27cmx22cm 紙、鉛筆、水彩 中学1年生の授業で ゴッホの靴の絵の話をしました。ここはひとつ自分でも描いてみるか、ということで、もう十何年か履いている「アイリッシュセッター」を下駄箱から出してきました。こうしてまじまじと見ると、表面に…

平林寺山門

2017年 27cmx22cm 紙、鉛筆、水彩 冬の柔らかな光に満ちた午後、平林寺の境内にはほとんど人影がなかったので、総門から山門に向かう参道に図々しく腰を下ろして描きました。山門の奥に見える仏殿も含め、禅寺らしい風格のある茅葺屋根が三つ続いていま…

湯島天神の梅

2016年 27cmx22cm 紙、鉛筆、水彩 正月からめでたく松、竹と続いたら…、ちょっと早いかなとは思いましたが、描いて来ました。梅と言えば、やはり今年は中学3年生の担任なので、一番ご利益のありそうな湯島天神でしょう。三が日に寄った時は、物凄い初詣…

平林寺の竹

2017年 27cmx22cm 紙、鉛筆、水彩 野火止の平林寺は関東屈指の禅寺です。広い境内林は国の天然記念物に指定されており、多種多様な樹種が茂っていますが、総門に面した通り沿いは奥行きのある竹林になっています。手つかずの竹林が人の目など全く無頓着…

小田原城の松

2017年 27cmx22cm 紙、鉛筆、水彩 久しぶりに訪ねた小田原城は大規模な改修工事を終え、前にもまして堅固な鉄筋コンクリートの要塞に生まれ変わっていました。中の展示室は博物館並みに立派で、階段も上り下りしやすく、それなりに観光客は入っていまし…

谷中天王寺

2017年 22cmx27cm 紙、鉛筆、水彩 正月の運動不足解消に、家族が谷中七福神巡りをするというので、天王寺に先回りしてスケッチしました。室町時代創建の古刹ですが、建物はすっかり新しくなっていたので、更に境内は初詣の人々の行列でごった返していた…

2017年 元旦

明けましておめでとうございます。阿修羅をつくったついでに、年賀状用の迦楼羅と五部浄の被り物をこしらえてみました。迦楼羅の方はまあ鳥とわかりますが、五部浄は、猪かと思いきや、(鼻が折れていますが)象なのだそうです。今年は酉年ということで、私…