富津岬


2017年 25cmx33cm 紙、鉛筆、水彩
暖かくなるという予報に誘われて、春分の日は千葉の富津岬までドライブしました。三浦半島と向き合う様に突き出した岬の突端は、ウインドサーファーも四苦八苦する強い北風で、とてもスケッチどころではありませんでしたが、少し南側に廻ると、沢山の松の防風効果なのか、同じ岬とは信じられない程、穏やかな海岸が広がっていました。貝殻の破片が堆積した浜に腰を下ろして、遠く房総半島を臨むと、ただ海と空の水平線だけが視界を占めます。ポカポカ陽気の中、短時間でしたが素晴らしく単純な構図に筆を任せ、気持ちの風船を少し膨らませて帰りました。