TARO賞展開幕


岡本太郎現代芸術賞の各賞が発表されました。入賞はできませんでしたが、展覧会が昨日(2月16日)から始まりました。展示作業の時に薄々感じてはいたのですが、私の作品の場違い感は否めず、それがかえって面白い効果をあげているようにも見えます。
他の美術展とは違い、展示作業はさながら工事現場でした。それぞれのブースのスタッフが大勢で電動工具やパワーリフトを使い、まるで高校の文化祭の様に制限時間も他人のスペースも構わず、けたたましく展示物を組み立てていきます。

出来上がったものも美術展というよりアミューズメントパークと言った方がいいかもしれません。各ブースがそれぞれのコンセプトで閉じていて、一つの会場内での親和性の様なものはあまり感じられません。辛うじて、私の作品が置かれた中央のスペースだけが開放的な空間になっていて、少しゆったり観られる様になっています。でも、まあ色々な展示形態があって それはそれでいいのかな、という気もします。
私は出品する時に美術展毎の性格や流行をリサーチしたりしませんが、とりあえずどんな種類の展覧会であろうと入選させてもらえる程度の、作品水準を維持していることだけは自信にして良いのかもしれません。何はともあれ、4月15日までという長期間にわたって、好条件で作品を展示してもらえることは有難いことです。せっかくの2ヶ月間なので、顔を出せる時には出して、観てくれる人の反応を確かめたいと思います。