TARO賞展開幕

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 昨日から第23回岡本太郎現代芸術賞展(TARO賞展)が始まりました。それに先立つ2月13日(木)の夕方からレセプションがありました。その中で今年の賞の発表と授賞式が行われ、私は特別賞をいただきました。欲を言えばキリがありませんが、TARO賞展出品は今回が最後と思っていたので、手ぶらで帰らずに済んで、まあ ほっとしているというのが本音です。作品輸送から展示まで、今の私の戦力でやれるだけのことはやったという自負があるので、スッキリした気持ちで会期を迎えることができました。

 レセプション後のプレスと関係者の内覧会では、大勢の人に来ていただき、有意義な時間を過ごすことができました。TARO賞展の審査員でもある、美術史家の山下裕二さんともお話をさせて頂きました。「僕はこのブースの展示については、審査員の中で一番よくわかっているつもりだよ。」と言ってくださったのがありがたかったです。ただ、私も舞い上がっていたのか、昔の好意的な批評のお礼やら、いくつか大事なことをお伝えし忘れてしまいました。一緒にいた娘は、つい最近テレビで観たばかりの人と会えただけで、嬉しそうでしたが。

 岡本太郎美術館の館長さんには、リーフレットに心のこもったお言葉をいただきながら、老眼鏡を持っていなかったためその場で読めず、お礼も言えずじまいでした。館長さんと財団の理事長さんには、私のブースで直接 作品についてお話をし、感想を伺うことができて良かったです。

 同じく特別賞を受賞した、澤井昌平さんと知り合えたのも収穫でした。「ただの絵画がやりたい。」という澤井さんの絵は、ちょっと前に山下先生が雑誌に紹介していたのを観て、記憶に残っていました。3月20日のギャラリートークで、また一緒にできる様なので楽しみです。


第23回岡本太郎現代芸術賞展

会期:2020年2月14日(金)〜4月12日(日)

会場:川崎市岡本太郎美術館