村上一品洞

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2019年 36cmx52cm 紙、鉛筆、アクリル絵具

 いや、TARO賞展のために制作したものが、刻字看板以外にもう一つだけありました。この絵です。これは昨年9月、TARO賞展の一次審査用に提出した完成予想レイアウトの原画です。実際の展示写真(下)と比べると、正面右側の絵を上下入れ替えたことと、彫刻を一つ増やし、動線と照明を考えて配置を少し変えたくらいの違いはありますが、この時点でほとんどイメージは固まっていたことがお分かりいただけるでしょう。あとは実作品を準備して、設営するだけでした。壁が思ったより高かったり、照明が難しかったり、細々したことはありましたが、ほぼ思い通りのブースに仕上がりました。この絵は、向かって右壁面の手前上側に展示してあります。

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 さて、しかし、例の新型肺炎パニックがじわじわ拡がりつつあり、色々なイベントで通常通りの開催が危ぶまれる様になってきました。今のところ、岡本太郎美術館では(まあ人混みと言う程でもないので)、入口にアルコール消毒液が置かれ、マスク着用が推奨されているぐらいかと思ったら、木曜日になって、3月15日まで関連イベント(公開制作やギャラリートーク等)は中止にするという連絡が入りました。まだ美術館そのものは開館している様ですが、いよいよ観に行ってくださいとは言いにくい雰囲気になってきました。今後、学校や公共施設まで閉鎖ということになると、一定期間休業を余儀なくされてしまうかもしれません。

 それと、関係ないのですが、このブログのコメントに返信しようと何度やってもできません。間抜けな店主が自分のギャラリーから閉め出されているみたいで、全く腹立たしい限りです。これもやっぱり新型コロナウィルスの仕業でしょうか。