藤本イサムさん


2012年 166cmx60cmx50cm 麻布、樹脂、漆、木、アクリル塗料
 今年新たにスタートした『あさごアートコンペティション』のために、等身大彫刻を造りました。藤本さんは8年前に知り合った朝来在住の彫刻家で、何でもつくってしまう強力な分厚い手を持っています。今回、久しぶりに旨い酒を飲みながら話ができました。自分よりずっと年上の人に対して失礼を顧みずに言えば、やはりこの人とは気が合うと思いました。人やモノの好き嫌い、行動の仕方などが何となく似ているのです。

 この像は腰の所で上下に分解できます。2か所の差し込みで繋がっているだけですが、震度4の地震でも倒れませんでした。もちろん、地面に接着する必要もありません。像を自立させることは、人が思うほど難しくはないのです。