娘3歳


2008年 110cmx33cmx28cm 麻布、樹脂、漆、木
 2000年に生まれた娘がもうすぐ4歳になろうという頃、モデルにして、自分の足でしっかり立つ彫刻を造ってみようと思いました。割合早く形だけはできていたのですが、仕上げが決まらないまま、しばらく置いてありました。結局、2008年から制作に使い始めた漆を最初に塗ってみたのがこの作品になりました。
 
 2011年にあさご芸術の森美術館で個展を開催した際http://d.hatena.ne.jp/murakami_tsutomu/20110410、入口の正面に配したのがこの作品でした。会期中に子供がぶつかって倒してしまったこともあったようですが、幸い双方に傷もなく、個展終了まで健気に立ち続けました。造った時は等身大でしたが、娘の方はあっという間に巨大化し、この4月から中学生になります。