あさごアートコンペティション2016


 10月30日(日)まで開催されていたアートコンペティションが終わりました。最終日に授賞式と交流会があったので、朝早く家を出て昼前にあさご入りしました。今年は会期中に鳥取で大きな地震があり、作品が倒れたんじゃないかと心配していましたが、無事な姿を見て安堵しました。美術館の辺りは震度3か4だったそうですが、一本足の像は柱にもたれたまま何とか立ち続けたようです。作品についての詳細は後日改めて載せるとして、また今年のコンペでもたくさんの出会いがありました。特に優秀賞の高田さんとは授賞式、交流会とずっと隣で、宿まで同室でした。齢は私よりずっと若いのですが、同業者であることもわかって、色々と話をしました。

 さて、出会いは人に限りません。せっかく片道600kmも運転していくので、いつも何処かしら寄り道するのですが、今回は美術館から車で2〜30分山道を入った青倉神社というところを訪ねました。急な石段を登った木造の社殿は質素なものでしたが、その背後に巨大な岩の御神体が聳え立っていました。10メートル以上はある奇岩が文字通り屹立しているのです。昔の人々がこの岩をカミ(人智を超えた異様なもの)として畏れたのはよくわかります。それにしても、大自然の彫刻とも言える御神体のメタファーはあまりにも直球で強烈です。