御神木


2014年 27cmx22cm 紙、鉛筆、水彩
 うちの近所に大宮八幡という神社があります。お馴染なのに全然知りませんでしたが、創建は1063年で鶴岡八幡宮と同年だそうですから、なかなかに由緒正しい社です。赤い鳥居をくぐって参道を進み中門を抜けると、左右に女銀杏、男銀杏の神木が立っています。この絵は大きい方の雄株の根元に座って描いたのですが、注連縄を張られた銀杏は、やはり只者じゃなかったようです。しっとりしているのに乾いた、コルクのような樹皮の感じがなかなか思うようにいかず、かなり手こずりました。苦労した割に、出来上がりもちょっとアニメの背景画みたいになってしまって、何となく化かされたような具合でした。でも、せっかくスケッチしたので、この注連縄を図案化して織部焼の文様http://d.hatena.ne.jp/murakami_tsutomu20141011に使ってみました。