ニコライ堂


2015年 18cmx14cm 紙、鉛筆、水彩
 ちょくちょく神保町に行くので眺めてはいましたが、今まで入ったことのなかった、ニコライ堂を訪ねてみました。ビザンチン様式の堂内は思ったより広く、入る時に手渡されるたくさんの蝋燭で照らされて黄金色に輝いていました。正式名は「日本ハリストス正教会教団復活大聖堂」だそうです。前のベンチに腰かけて絵を描いていると、時々団体の外国人観光客がやってきます。日本人の拝観者の方が少ないようです。「三四郎」だったか「それから」だったかにニコライ堂が出てきますが、漱石が見ていた建物は、関東大震災で倒壊する前のものですから、今とは少し違っていたかもしれません。
 いつものスケッチブックを使い切ってしまったので、小さなサイズのものしか携帯していませんでした。ついでに三省堂裏の文房堂に寄って、新しいF3号のやつを買って帰りました。