古民家


2015年 22cmx27cm 紙、鉛筆、水彩
 小金井公園内の江戸東京たてもの園最西端に茅葺きの民家があります。元々は江戸時代後期、三鷹にあった豪農の家を移築したものだそうです。お誂え向きに正面に置かれたベンチで絵を描いていると、ボランティア・ガイドの説明が時々聞こえてきます。それによると、三鷹には江戸時代、徳川家の鷹狩場があり、その折に将軍一行が使うための立派な玄関をこうして設えたということです。
 大きな屋根の陽射しと影のコントラストが面白く、いかにも印象派の画家が喜びそうな景色でした。