通天橋


2014年 22cmx27cm 紙、鉛筆、水彩
 9月の終わりに京都に行ってきました。東福寺の通天橋は、豊臣秀吉が一面の紅葉の中、民衆の喝采に応えた花道として有名な場所ですが、さすがにまだちょっと早すぎたようです。でも絵を描いてみると、ほんの一瞬 全山朱く染まった景色が見えた気がしました。
 この日は天気も良く、9月だというのに30度近くまで気温が上がり、やぶ蚊に悩まされました。多分スケッチ中に20か所以上刺されたと思います。仏の顔も何とやら、不殺生なんて悠長なことは言っていられません。辺りかまわずパンパン叩きながら何とか描き上げて、早々に退散しました。