三十三間堂・曇り空


2014年 22cmx27cm 紙、鉛筆、水彩
 関西に今年の梅雨入り宣言が出されたのが修学旅行の2日目でした。この日は昼を挟み、班行動チェックをするため、2時間半ほど三十三間堂にいました。今やここも殿様商売で、入れ代わり立ち代わり観光バスがやってくる、一大テーマパークと化しています。修学旅行生でかなり稼いでいる割に教員には厳しく、チェックするなら排気ガスだらけの表でやってくれ!と冷たい対応です。
 途中少しだけ時間があったので、拝観料を払って入り、庭の隅っこの消火栓の上にスケッチブックを広げて描きました。いつ雨が落ちてくるかわからない空模様だったので慌てて仕上げましたが、結局この日は降られることなく、夕方旅館に着くまで傘無しで過ごすことができました。きっと堂内の風神、雷神を拝んだご利益だったのでしょう。