午後の日

2023年 25cm×32cm 紙、鉛筆、水彩

 多摩霊園にある岡本太郎の墓は赤御影石にブロンズ彫刻「午後の日」が載っています。向かいには母かの子と父一平の墓(それぞれ観音像と太郎作の彫刻)があり、その間(絵の右端)にはこの一家について書かれた川端康成の石碑が立っています。

 「午後の日」をモチーフにしたレリーフを彫りたいと思ったので、師走の晴れた日に多摩霊園まで行ってきました。この作品は美術の教科書や資料集にも載っていますが、実際に観るとずっと立体的で、印象と違いました。写真だけでわかったつもりにならなくて良かったです。だからと言って、墓地でスケッチする人もあまりいないでしょうけど。