城ヶ島⑴

2023年 32cm×41cm 紙、鉛筆、水彩

 しばらく海を見ていなかったので、休みの日、朝一で城ヶ島に行きました。着いたら先ずは直射日光を遮る岩陰を探すことからです。太平洋を臨むポイントが南向きなので、全身隠れるのはまあムリなのですが、かなり歩き回って、取り敢えず少しの間だけでも日除けになる岩を見つけ、身体を押し込める様にしながら描きました。堆積か侵食かわかりませんが、ゴツゴツした地層が斜めに突き刺さった様な岩場がずっと続いています。波打際の凹凸の上を白く泡立ちながら滑り込んでくる海も、沖では穏やかに碧く広がっています。獲物は何なのでしょうか。それぞれの漁場で操業する船が光って見えました。