井の頭池のサクラ


2018年 25cmx33cm 紙、鉛筆、水彩
前回に引き続き、井の頭公園のサクラです。池を挟んで反対側にも年老いた樹がありました。辛うじて芽はついていましたが、対岸のサクラが空と区別できないほど満開の中で、ここだけ時間が凍りついた様でした。不恰好なボートが行き交う中、取り残された虜囚みたいな老木を描きながら過去の色々な春を思いなぞっているうちに、気づくともう昼前になっていました。