娘の顔


2007年 18cmx12cmx13cm テラコッタ
 小学生になったばかりの娘を前に座らせ、粘土でスケッチしてみました。素焼きだけでは埴輪みたいなので、一部釉掛けしてから高温焼成しました。
 もう5年生になり偶に会う人から「大人っぽくなったねえ。」なんて言われるようになっても、相変わらず私の娘に対するイメージはこのままです。さすがに目の中には入りませんが、生き残ることに関しては自分に優先する存在に違いありません。最近、周囲に父の思い通りにならない娘、娘の望まない父の話題があり、『父と娘』について考える機会が増えました。まあ、お互い過剰に期待せず、褒めたり叱ったり話したり聞いたりしながら、入退場の順番さえ間違わなければいいかな、と思っています。