木彫時計④能面


2007年 直径24cmx厚さ1.4cm 桂板、着彩、ワックス
 『孫次郎』という、室町時代の能面です。年代物の感じを出すのに、胡粉を塗って、少し削り落としてから磨きました。面の背景は柿渋です。明るい壁やガラス面に掛けると光るように、数字は糸ノコで透かしてあります。さすがに長くやっていると、どんな形でも手早く切れるようになります。糸ノコ・ワールドカップがあれば、私はメダル候補かもしれません。