高麗川

2023年 16cm×22.5cm 紙、鉛筆、水彩

 高麗川沿いの古民家を観に行った後、裏手の河原を少し歩いてみました。この辺りは護岸と称する醜いコンクリート固めも行われておらず、童謡に出てくる様な日本の小川の原風景がまだ残っています。大きな石に座ってスケッチしていると、小さな金属製のパレットがコトンと鳴りました。何かと思ったら帽子つきのドングリです。私の後ろの雑木林からシラカシの枝が張り出していたことに、見上げてみるまで気づきませんでした。