第3回彫刻コンクール


「天狗の腰かけ〜熊谷守一2011-04-16 - 村上力(むらかみ つとむ)ブログ美術館
 ただ今(2011年12月1日〜18日)、北千住の東京芸術センター2階ホワイトスタジオで開催中の第3回彫刻コンクールにこの作品を出展しています。
 毎回思うのですが、この会場で美術展をやるには全般にわたってもう少し配慮が欲しいところです。白い敷布を被せたような作品台は余りにもみすぼらしいし、照明ときたらただ部屋全体を明るくするだけで一向に彫刻を引き立てていません。一般への展覧会の告知や宣伝もされているのかどうかわからず、出品者以外の誰が見に行くのだろう?と心配になってしまいます。
 恐らく営利、非営利にかかわらず、美術展を企画・運営した経験のあるスタッフ不在のまま始まってしまった事業なのでしょう。搬出入等、コンクールの事務に関わる人達の応対は丁寧で、決して悪くありません。ただ、まだ彫刻展自体に皆が不慣れで、力の入れどころに迷っているという印象を受けます。とりあえず今はもう少し展示方法を工夫し、せめて作品に対する敬意のようなものが感じられる展覧会にしてもらえたらいいと思うのですが。