俑(ピカソとジャクリーヌ)


1999年 120cmx60cmx110cm(台除く)麻布、樹脂、油彩、木
第10回国際現代造形コンクール・大阪トリエンナーレ2001出品
 ピカソが20世紀以降の美術界最大の巨人であったことに、異論はありません。もちろん歴史的にも価値のある仕事を数多く残していることはわかっています。好きな絵もたくさんあります。でも、私はむしろ、ピカソの作品以上に、その風貌や生命力に惹かれるのです。
 ディヴィッド・ダグラス・ダンカン(頭文字はDDD!)が撮影した、ピカソ晩年の写真集は感動的です。ジャクリーヌと共に完璧な時間を過ごしている様子が、一枚一枚の写真から伝わってきます。