木工作品

木彫時計⑤風車

2008年 直径24cmx厚さ1,4cm 桂板、漆 全体に拭き漆を施した後、風車と数字はそれぞれ弁柄を混ぜた赤漆と砂鉄を混ぜた黒漆で仕上げました。慌てて作業をしたので、羽根に少し縮れが出ていますが、気にしません。本職では決して許されないところです。

木彫時計④能面

2007年 直径24cmx厚さ1.4cm 桂板、着彩、ワックス 『孫次郎』という、室町時代の能面です。年代物の感じを出すのに、胡粉を塗って、少し削り落としてから磨きました。面の背景は柿渋です。明るい壁やガラス面に掛けると光るように、数字は糸ノコで透かし…

木彫時計③樹

2006年 直径24cmx厚さ1.4cm 桂板、着彩、ワックス 子供部屋に丁度いい時計を作ろうと思いました。大きな樹を見上げると、あちこちの隙間から、小さな空が覗いています。たくさんの光の斑点と葉っぱの重なりを、透かし彫りと彩色で表してみました。

木彫時計②蜘蛛の巣と蝶

2005年 直径24cmx厚さ1.4cm 桂板、着彩、ワックス デザインを考えながら文字盤を12等分したところで、そのまま螺旋を加えて蜘蛛の巣にしました。それだけでは絵にならないので、4(死)に蝶をかけてみました。

木彫時計①斑猫

1998年 直径24cmx厚さ1.4cm 桂板、着彩、ワックス 言わずとしれた竹内栖鳳の名画『斑猫(はんびょう)』を浮彫で模写してみました。栖鳳は旅先で会ったこの猫を自分の絵と交換して持ち帰り、写生を繰り返して描き上げたそうです。道理で生き生きしていま…

木彫パズル

1998年 各20cmx29cmx厚2.5cm 桂、シナベニヤ、アクリル彩色 左は世界の動物、右はネコ科の動物パズルです。木彫パズルは今まで10ぐらい作ったと思いますが、殆ど人にあげてしまって、家に残ったのは3つだけです。昔は中学校の美術の授業でこんなこと…

読書椅子

2007年 背高77cm 杉、欅 ストーブ前のラウンジピット(床を一段下げた空間)に、長時間座っても腰が痛くならない椅子を設えてみました。反ったり、割れが入ったりした端材を利用したので、左右非対称で、ちょっと有機的な形になりました。柱との相性もい…

木曽檜座椅子

2010年 檜、革、ウレタン、鋲 テーブルと椅子ではなく、卓袱台と床で生活する知人のために作ってみました。長時間、座布団で作業していると、背中や腰が痛くなってきます。そこで、木曽檜材の形と質感をそのままに、疲れない椅子を考えました。正座椅子…