勝鬨橋


2014年 22cmx27cm 紙、鉛筆、水彩
 台風一過の月曜日、夏休みの特権を生かし、朝っぱらから築地通の知人と一杯やってしまいました。場内は久しぶりでしたが、外国人観光客がやたら増えたのと、美味い鮪のステーキを出していた洋食屋がなくなっていたのがちょっと残念でした。
 築地から目と鼻の先に勝鬨橋(かちどきばし)があります。隅田川の河口近くなので、昔は大きな船舶の通行のため、一日5回開いたそうですが、1970年を最後に跳開は停止されました。今は橋の中央50メートル程の可動部分はロックされていますが、両アーチの内側には交番のような運転台が4つ、そのまま残されています。洋館のバルコニーみたいに川にせり出したこの場所は、大学時代、友人に教えてもらってから私のお気に入りで、気の置けない仲間とここで風に当たりながら夜明かししたことも何度かあります。