八方池


2016年 22cmx27cm 紙、鉛筆、水彩
 ゴンドラとリフトを乗り継いで、雪のないスキー場を上れるだけ上り、そこから八方池まで歩きました。標高2000mを超える尾根は思った程寒くもなく、眩しい陽の下では汗ばむぐらいでした。雲は生き物のように渦を巻きながら動き、時々北アルプスの山々が幻の様に現れます。突然、こんな風に雪渓の残る峰が眼前に広がると、ちょっと感動します。
 絵の左下1/4の中央に、小さな唇みたいに見えるのが八方池です。9月下旬とは言え、あたりは既に紅葉し始めていました。