木彫パズル・十二支

1998年頃? 20cm×29cm 桂材、アクリル彩色

 夏休み中 久しぶりに会った知人が、私の昔の作品を持ってきて見せてくれました。自分ではつくったことも忘れていた十二支の木彫パズルでした。多分職場を変わるタイミングか何かで、3人の男の子の母である彼女にプレゼントしたものでしょう。もちろん見れば、ああ、つくったなあ、と思い出しましたが、ブログもなかった時分の作品は、こんな風に記録も記憶も無くしてしまっているものが沢山ありそうです。木彫パズルだけでも(異なる図案で)1ダース以上は作ったはずですが、手元に三つしか残っていないということは、かなり気前良く配った様です。別に惜しくもないですけど。

 時間を隔てて観ると、こうしておけば良かったかな、と思う所もあります。せっかくネズミから右回りで順に並んでいるのに、鳥と犬だけ逆になっていたり、わざわざ鳥をキジにしたのなら、犬と猿も桃太郎の家来の和犬とニホンザルにするべきだったとか。でも、その時は別の思惑があったのかもしれません。自分がどういうつもりだったのか、今となってはわかりません。